前回はフィリップ証券のMT5からヒストリカルデータをエクスポートし
Googleスプレッドシートを使って時間帯別の変動幅のデータを作り、グラフ化しました。
曜日別、時間帯別を掛け合わせることで最適なタイミングで仕掛けやすくなります。
相場はその時の状況や参加する投資家たち(実需、投機筋など)によって流動性が異なるため
この曜日のこの時間帯は絶対に変動幅が大きくなるとは言えません。
しかし、知っておくことでデイトレードやスキャルピングで利食いや損切の目安になります。
そこで今回は曜日別×時間帯別でデータを作り、グラフを作成します。
使用するヒストリカルデータのエクスポート
今回使用するのは以下のデータです。(前回と同じデータ)
期間:2023年1月3日~3月18日5:00まで
通貨ペア:EURJPY(ユーロ円)
時間枠:1時間足
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今月からタイアップが正式にスタートしました。
株式指数CFDや商品CFDも取引でき、タイアップ特典のあるフィリップ証券に
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曜日別&時間帯別変動データの作成
改めて以前のデータの確認をします。
曜日の部分は数字にしてあります。月曜日は1、火曜日は2・・・、土曜日は6とします。

A1:H1296の範囲を指定し、ピボットテーブルを作ります。設定は下図を参考。

<H-L>のMAX、MIN以外は前回と同じ以下の計算式で表します。
・OPEN(第一四分位数)
=QUARTILE(B2:C2,1) (D2セルに入力)
・CLOSE(第三四分位数)
=QUARTILE(B2:C2,3) (E2セルに入力)
このデータを使うと曜日別&時間帯別にグラフ化ができます。
曜日別&時間帯別変動グラフの作成

「フィルタ」から「<曜日>」をクリックして選択します。

「フィルタ」の現在のフィルタをクリックすると上図のメニューが表示されます。
チェックがついている数字が左のピボットテーブルに表示されている曜日の数字です。
自分が表示したい曜日の数字を1つ以上選びます。
今回は3の水曜日を選択し、他の数字をクリックしてチェックを外します。

3の水曜日のみのデータがフィルタリングされて残りました。

このデータで箱ひげ図(ローソク足チャート)を作ると上図になります。
これは2023年1月1日~3月18日5:00の期間内の水曜日の時間帯のデータをまとめたものです。
1週間ごとにデータを追加し、ピボットテーブルにまとめ、トレード当日に合わせてフィルタリングを
していくことで相場を多角的に見ることが出来るようになります。
私はエリオット波動とチャネルラインだけで取引しているので変動幅のみで十分ですが
読者の方の手法によっては変動幅以外にも必要なものがあると思います。
その場合は必要なデータを取得したり、計算方法を変えたりしてアレンジしてください。
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