【フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 基本画面編
【フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 トレード編
【フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 カスタマイズ編
【フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 インディケーター編
【フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 テンプレート&プロファイル編
【フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 チャートオンチャート編
フィリップ証券】メタトレーダー5(Meta Trader5/MT5)取扱説明書 ヒストリカルデータのエクスポート(外部出力)&Googleスプレッドシートでローソク足チャート作成編
メタトレーダー(Meta Trader)が世界中に広まった理由の一つに
MQL4言語(メタトレーダー4)で自分でインディケーターやEAの自動売買ツールを作ることができ、
公開すれば誰でも自由にその機能を使えるといった点があります。
メタトレーダー5でもMQL5言語があり、同じように自分でも作れますし、
公開されているインディケーターやEAを導入することもできます。
※MQL4とMQL5は互換性がないため、メタトレーダー4の外部インディケーターなどは
メタトレーダー5では使用できません
また、もう1つ流行るきっかけになったと思われるのが、
メタトレーダー(Meta Trader)がオシレーターに別のオシレーターを重ねて表示できたことで
分析方法が広がったことがあげられます。
今回は世界中で流行るきっかけとなったインディケーターの基本的な表示と
オシレーターの重ね表示、外部インディケーターの導入方法などを解説します。
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MT5インディケーター表示方法
インディケーターの表示方法は2種類あります。

MT5 インディケーター表示 上部メニューから
上部メニュータブ「挿入」→「インディケーター」→「トレンド系/オシレーター/ボリューム系/
ビル・ウィリアムズ系/カスタム」上にマウスカーソルをあてる→分類ごとにインディケーター一覧表示
→表示したいインディケーターをクリック

MT5 インディケーター表示 ナビゲーターから
もう1つは、「ナビゲータ」から表示する方法です。
「指標」をダブルクリック、または小さい赤枠の「+」をクリック→「トレンド系/オシレーター/
ボリューム系/ビル・ウィリアムズ系/Examples」を選択し、ダブルクリックまたは小さい赤枠の
「+」をクリック→表示したいインディケーターをクリック、または表示したいチャートに
クリック&ドラッグ
MT5のインディケーターの種類
トレンド系
- Adaptive Moving Average
- Average Directional Movement Index(ADX)
- Average Directional Movement Index Wilder(ADXW)
- Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)
- Double Exponential Moving Average
- Envelopes(エンベロープ)
- Fractal Adaptive Moving Average
- Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表Ⓡ)
- Moving Average(MA/移動平均線)
- Parabolic SAR(パラボリック)
- Standard Deviation
- Triple Exponential Moving Average
- Variable Indx Dynamic Average
オシレーター
- Average True Range(ATR/アベレージトゥルーレンジ)
- Bears Power
- Bulls Power
- Chaikin Oscillator
- Commodity Channel Index(CCI)
- DeMaker
- Force Index
- MACD
- Momentum(モメンタム)
- Moving Average of Oscillator
- Relative Strength Index(RSI)
- Relative Vigor Index(RVI)
- Stochastic Oscillator(ストキャスティクス)
- Triple Exponential Average(TRIX)
- William’s Percent Range
ボリューム系
- Accumlation/Distribution(AD)
- Money Flow Index(MFI)
- On Balance Volume
- Volume
ビル・ウイリアムズ系
- Accelerator Oscillator
- Alligator
- Awesome Oscillator
- Fractals
- Gator Oscillator
- Merket Facilitation Index
カスタム(上部メニュー「挿入」からの表示)/Examples(ナビゲーター)からの表示
上記インディケーターと同じものが一部含まれています。
- Accelerator
- AD
- ADX
- ADXW
- Alligator
- AMA
- ASI
- ATR
- Awesome_Oscillator
- BB
- Bears
- Bulls
- BW-Zone Trade
- CCI
- CHO
- CHV
- ColorBars
- ColorCandlesDaily
- ColorLine
- Custum Moving Average
- DEMA
- DeMarker
- DPO
- Envelopes
- Force_Index
- Fractals
- FrAMA
- Gator
- Gator_2
- Heiken_Ashi(平均足)
- Ichimoku
- MACD
- MarketFacilitationIndex
- MFI
- MI
- Momentum
- OBV
- OsMA
- ParabolicSAR
- Price_Channel
- PVT
- ROC
- RSI
- RVI
- StdDev
- Stochastic
- TEMA
- TRIX
- Ultimate_Oscillator
- VIDYA
- Volumes
- VROC
- WPR
- W_AD
- ZigZag
- ZidZagColor
インディケーターの設定例
インディケーターはラインの色や太さ、一部のインディケーターではシフト(遅行線や先行線)/
四本値や四本値を使った表示方法/上下にpips数幅分のライン表示などの設定が変更できます。
ここでは移動平均線を例を紹介します。
パラメータータブ

MT5 移動平均線の設定 期間とシフト
期間とシフト(過去(左)か未来(右)にずらして表示する期間)を決めます。
現在の位置に表示させたい場合はシフトは0のままです。

MT5 移動平均線の設定 種別
移動平均線の計算方法によって種類が異なります。
- Simple:単純移動平均線(SMA)
- Exponential:指数平滑移動平均線(EMA)
- Smoothed:平滑移動平均線(SMMA)
- Linear Weighted:線形加重移動平均線(LWMA)
どれかを選択します。
今回は「Simple」を選択します。

MT5 移動平均線の設定 適用形態
四本値、または四本値を組み合わせて計算したもので
移動平均線の計算元になる価格(プライス)を選択します。
例えばCloseであれば、終値を使って計算、Openであれば始値を使って計算します。
- Close(終値)
- Open(始値)
- High(高値)
- Low(安値)
- Median Price (HL/2 (高値+安値)/2)
- Typical Price(HLC/3 (高値+安値+終値)/3)
- Weighted Close(HLCC/4 (高値+安値+終値+終値)/4)
今回は「Close」を選択します。

MT5 移動平均線の設定 スタイル
スタイルで色を決めます。
好みの色がない場合は、表示される「Custom」をクリックすると
自分で色を調整できます。
今回は「Red」を選択します。

MT5 移動平均線の設定 線の種類
線の種類を決めます。
実線、点線などを状況に合わせて設定します。
今回は「実線」を選択します。

MT5 移動平均線の設定 線の太さ
線の太さを決めます。
5段階の太さが選べます。
今回は「一番細い」を選択します。
レベルタブ

MT5 移動平均線の設定 移動鵜平均線から一定ラインを表示
インディケーターによって追加できる「レベル」タブがあります。
通常は必要ではないので、そのままでいいのですが
ここでは例として追加してみます。
「追加」をクリックし、「レベル」をダブルクリックし数値を入力します。
上図の「210」は21pipsを表します。
これで移動平均線の上に21pips離れた箇所にラインが引かれます。
移動平均線の下に21pips離れたラインを引きたい場合は「-210」と入力します。
これを繰り返して340、550を入力します。
これで「OK」をクリックすると移動平均線が表示できます。
単純移動平均線の表示

MT5 移動平均線の設定 設定完了/表示
レベル部分は特に表示する必要はありませんが
利食いの目安にするなど応用が利きます。
今回は移動平均線1本ですが、これを繰り返すことで2本、3本・・・など必要があれば表示します。
オシレーターを重ねて表示
次にオシレーター部分(チャート下部)にオシレーターを表示させた後
そのオシレーター部分にインディケーターを重ねて表示させていきます。

MT5 RSI
RSIを表示させます。
必要があればパラメーターなどを変更します。

MT5 ボリンジャーバンド
次にボリンジャーバンドを表示させます。
パラメーターなどを決めたら、「適用形態」を「前のインディケーターのデータ」を選択します。
これを設定することでRSIの数値でボリンジャーバンドを表示することが出来ます。

MT5 RSI&ボリンジャーバンド
このように表示できれば成功です。
なお、MT5にあるインディケーターすべてがこの方法でできるわけではありません。
外部インディケーターの導入方法
PC版のMT5ではMT5用のプログラム言語で書かれたMQL5のカスタムインディケーターを
表示させることができます。
表示させるには、ex5形式のファイルが必要になります。
ex5ファイル、またはmql5ファイルをインターネット上で入手したり
自分でMT5用のプログラム言語を書き、mql5形式のファイルから生成します。
ex5ファイルを以下の手順でMT5に導入します。

MT5 カスタムインディケーター導入
「ファイル」メニューをクリックし、「データフォルダを開く」をクリック。

MT5 カスタムインディケーター導入
「MQL5」ファイルをクリックします。

MT5 カスタムインディケーター導入
「Indicators」ファイルの中にex5ファイルを入れ、MT5を再起動させます。
以上で導入が完了です。
※EAを導入する場合は「Experts」にEAのファイルを入れます
実例
例として「price_heatmap_v1.05」mql5ファイルを導入してみます。

MT5 カスタムインディケーター「price_heatmap_v1.05」導入
上述した手順を行い「Indicators」ファイルの中に
「price_heatmap_v1.05」mql5ファイルを入れます。
MT5を再起動します。

MT5 カスタムインディケーター「price_heatmap_v1.05」導入
「ナビゲーター」に「price_heatmap_v1.05」が追加されているのを確認します。
追加されていれば成功です。
クリック&ドラッグまたはダブルクリックでチャートに表示させます。(上図)
もし追加されていなければ違うファイルに入れている可能性があるか
ファイル自体が反映されない仕様があります。
このどちらかを確認してください。
次回は、チャートの設定をまとめて保存できる「定型チャート」の使い方と
開いているチャート画面を保存できる「チャートのプロファイル」の使い方を紹介します。
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