エリオット波動をマスターするための早見表を作成しました。
記事最後にPDFファイルを用意しましたのでご自由にダウンロードされてください。
エリオット波動をカウントするための高値と安値の判断方法
ローソク足、バーチャート、どちらでも構いませんが、エリオット波動でカウントするときの高値と安値の基本です。
図のように頂点をつけた1つ前のローソク足の安値/高値を超えてきた場合に限り、1つの波が終わったとカウントします。
これ以外に例外はありません(AKIRA独自のカウント方法)
エリオット波動の基本(推進5波+修正3波)
2波の候補
2波目はペナントにはならないことに注意。ジグザグかフラットパターンとなる。
2波の候補は1波の50%、61.8%、76.4%、85.4%になる。
3波の候補
3波は通常1波の161.8%。延長が長くなり200%、261.8%、323.6%になることもある。
4波の候補
3波の14.6%、23.6%、38.2%、50%以下。
1波と4波は基本的に重複しない。
重複する場合はダイアゴナルトライアングルとなる。
1波(リーディングダイアゴナル)、5波(エンディングダイアゴナル)
2波がジグザグなど単純な動きだった場合、4波はペナントやフラットなどの複雑な動きになる。
2波がフラットになった場合は、4波はジグザグなど単純な動きになる。
5波の候補3パターン
4波の123.6~161.8%
1波と同じ長さ
3波の61.8%(フィボナッチエクステンションで導くと簡単)
推進波の3種類
1波延長型、3波延長型、5波延長型
ダイアゴナルパターン(リーディングダイアゴナル・エンディングダイアゴナル)
リーディングダイアゴナル
5-3-5-3-5の波動で、1波と4波が重複する場合はリーディングダイアゴナルとなる。
1波で起きることが多い。押し目を作った後に再度上昇(上昇トレンド)、下落(ダウントレンド)が発生する。
ダイアゴナル部分の1波と3波を結んだラインを5波は超えてくることが多い。
エンディングダイアゴナル
3-3-3-3-3の波動で、1波と4波が重複する場合はエンディングダイアゴナルとなる。
5波で起きることが多く最後の動きとなり反転するサインとなる。
ダイアゴナル部分の1波と3波を結んだラインを超えてくることが多い。
修正波(ジグザグ、フラット3種類、トライアングル8種類、ダブルスリー、トリプルスリー)
ジグザグ
B波はA波の50%,61.8%,76.4%,85.4%になる。
C波はA波の61.8%,100%,123.6%になる。161.8%になると推進波3波と判断。
A波5波、B波3波、C波5波構成
フラット3種類(フラット、ランニングフラット、拡大フラット)
フラット:B波はA波の90%、C波はA~B波の61.8%,100%,123.6%
ランニングフラット:B波はA波の123.6%,138.2%、C波はA~B波の61.8~100%
拡大フラット:B波はA波の123.6%,138.2%、C波はA~B波の123.6~161.8%
A波、B波は3波構成、C波は5波構成
トライアングル8種類
全て3波構成の5波動
ダブルスリー
フラットパターンとジグザグ、トライアングルなどが連続して起きた場合にカウントする。
ダブルスリー同士のダブルスリーも起きる場合がある。
X波はW波の50%,61.8%,76.4%,85.4%、Y波はW波の61.8%,100%,123.6%になる。161.8%は超えられない。
7波構成(W3波、X1波、Y3波)
トリプルスリー
今までの修正なみのパターンが3回続く修正パターン。
X波はW波の50%,61.8,76.4%,85.4%、Z波はW波の61.8%,100%,123.6%。
161.8%を超えてくると衝撃波3波になる。
11波構成(W3波、X1波、Y3波、X1波、Z3波)
AKIRA作成 エリオット波動早見表PDFファイル
Pelican FX エリオット波動早見表
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コメント
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初めまして。
この度初めてこちらの記事を読ませて頂きました。
私はエリオット波動初心者で、書籍などで色々と勉強している最中ですが、簡易図形では理解できても、実際のろうそく足を見ながら波のカウントができません。私のレベルが低すぎて大変恐縮ですが、記事の最初の「エリオット波動をカウントするための高値と安値の判断方法」についてもう少し詳しくお教え頂けないでしょうか?(出来ましたら、実際のトレード画面での実例などがありましたら、是非見たいです)
大変厚かましいお願いですが、どうぞよろしくお願い致します。
>カドタマサミさま
コメントありがとうございます!
「簡易図形では理解できるけど、実際のローソク足を見ながらだとカウントできない」
これは僕もそうでした。
誰しもぶつかる壁なので、ひとまずご安心ください。
中々、言葉で説明することが難しいですが、
このブログの他の記事でも解説した記事があるのですが
1つの目安として25EMAを表示させて、25EMAの角度が逆向きになったら
1つの波動が完成したと考える方法です。
必ずしもそのようになるとは限らないのですが
有効な1つの方法です。
直近のEURJPYでわかりやすいカウントがあるので
そちらをコメント時にいただいたメールアドレスにお送りしますね。