ハーモニックパターン特集｜ホワイトスワンを解説

ハーモニックパターン11回目の記事はホワイトスワンです。
その前に過去10回の記事はこちら。

残すところ今回を入れて後３回です。（最終はAB=CDパターンを解説します）
前回のブラックスワンと似たような形ですが、ハーモニックパターンとして
唯一、順張りをするパターンです。

ホワイトスワンの基本構造と条件

B点の戻りは、よほど浅かったり深い戻りでなければ、ほとんどの状況で該当し、
C点はトレンドが出ているようなタイミングであれば条件を満たす頻度は高いです。
D点は目測で半値以上からB点を超えなければほぼ該当する機会がありそうです。

トレンドフォロ型のハーモニックパターンのため
GMMAを使ったトレンド判断なら簡単に見分けられます。

なお、X-Aのリトレイスメント率は必要ないということも言われています。

ホワイトスワンパターンの実例

AUDUSD（オージードル）日足に現れた売りパターン。
A-C間の距離が足らないため原則には反しますが、そのほかは条件を満たしています。

AUDUSD（オージードル）4時間足に現れた買いパターン。
こちらもA-C間の距離が足らないため原則には反しますが、その他の条件は満たしています。

ホワイトスワンパターンのD点の予測方法

X-Aのリトレイスメントの最小〜最大、B-Cリトレイスメントの最小〜最大比率からD点を導くPRZゾーンを予測していきます。

赤枠はPRZ。
三角形（オレンジ背景）はB-Cリトレイスメントの最小〜最大比率
三角形（赤背景）はX-A間のリトレイスメント

赤枠はPRZ。
三角形（オレンジ背景）はB-Cリトレイスメントの最小〜最大比率
三角形（赤背景）は実際の到達点。

現在進行形のホワイトスワンパターン

#AUDJPY #4H #HarmonicTrading #WhiteSwan#豪ドル円 #4時間足 #ハーモニックパターン
XAとBCリトレイメントの両方を満たすDは図の通り。
今のポイントから5~7円ほど戻してくるかに注目。

なお、まだ下落が止まったわけではないことに注意。#FX #外国為替 #予測 pic.twitter.com/VpUxia9opT

— Pelican FX (@FxPelican) March 19, 2020

AUDJPY #4H #HarmonicTrading #WhiteSwan#豪ドル円 #4時間足 #ハーモニックパターン
XAとBCリトレイメントの両方を満たすDは図の通り。
今のポイントから5~7円ほど戻してくるかに注目。

なお、まだ下落が止まったわけではないことに注意。#FX #外国為替 #予測 pic.twitter.com/VpUxia9opT

こちらは先日ツイートしたもの。

ホワイトスワンパターンのまとめ

⑴B点：X-Aからのリトレイスメント38.2~72.4% ⑵C点：A-Bからのエクステンション200~423.7% ⑶D点：X-Aからのリトレイスメント38.2~88.6% ⑷D点：B-Cからのリトレイスメント50~88.6%	⑴B点：X-Aからのエクステンション138.2~261.8% ⑵C点：A-Bからのリトレイスメント23.6~50% ⑶D点：X-Aからのエクステンション112.8~261.8% ⑷D点：B-Cからのエクステンション112.8~200%

色々なホワイトスパンの形を調べると、X-Aリトレイスメントはほとんど当てはまらないことが多く、
あまり参考にしても意味がない可能性があります。

また、A-BエクステンションのC点の比率も200%に届くか届かないかが多く。
実際には近似値でも良いのではないかというのが持論です。

ハーモニックパターン　ホワイトスワンパターンのフィルタリング

ホワイトスワンパターンはトレンドが続くか、直近最安値C点を目指すような
動きを順張りの形で狙っていくパターンです。

XとBを結ぶトレンドラインを抜けて上昇（下落）してきたけれど
50~88.6%付近までで止まり、元の流れへと戻していくイメージです。

（ホワイトスワンパターンを左右逆転させると比率は違くても
ブラックスワンパターンと似たような形になります）

ホワイトスワンパターンやブラックスワンパターンは無理に見つけようとしないのがベストです。

次回はハーモニックパターン最後のスリードライブパターンです。

ハーモニックパターン早見表
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