ハーモニックパターン9回目の記事は5-0(ファイブゼロ/ファイブオー)です。
その前に過去8回の記事はこちら。
5-0パターンは B-Cの戻りが50%であることから「ファイブゼロ/ファイブオー」と
呼ばれています。(正確な語源が分からないため不確かな情報)
それでは早速、5-0パターンの構造と条件を見ていきましょう。
5-0(ファイブゼロ)の基本構造と条件
⑴B点:X-Aからのエクステンション113~161.8%
⑵C点:A-Bからのエクステンション161.8~224%(A点を抜けること)
⑶D点:X-Aからのリトレイスメント50%
この図だけだけと難しいような感じがしますが、赤い部分と白い部分を
反転してみれば何かに似ていると思いませんか?
そう、これは前回の[シャーク]がX点を超えた後のものと同じです。
青枠がシャークパターンです。
シャークパターンのでD点がX点を超える動きの後に
リトレイスメントが50%なら、5-0パターンということになります。
シャーク(X点超え)後のリトレイスメントが50%なら[5-0]と覚えましょう。
(シャークが現れなくても5-0パターンは現れます。覚え方だけ参考に)
5-0(ファイブゼロ)パターンの実例
GBPUSD(ポンドドル)4時間足に現れた買いパターンです。
この図ではたまたま2つ見つけることができました。
微妙に数値が基本とは違いますが、許容範囲内です。
GBPUSD(ポンドドル)4時間足に現れたショートパターンです。
5-0(ファイブゼロ)パターンのD点の予測方法
X-AのリトレイスメントでD点を予測する。
D点は1つに決まっているため前回までやったPRZは必要ありません。
赤枠はD点の正確な比率と実際の動きの誤差を記しています。
赤枠はD点の正確な比率と実際の動きの誤差を記しています。
5-0(ファイブゼロ)パターンのまとめ
X点を超えるシャークパターンのリトレイスメント(戻り)が50%ならば
5-0パターンです。
ただし、シャークパターンでなくても5-0パターンになることがあるため
その点だけは注意しましょう。
ハーモニックパターン 5-0パターンのフィルタリング
1. X-AのエクステンションB点の位置を確認する。
113~161.8%→5-0パターン?派生ハーモニックパターン?
2.A-BのエクステンションC点の位置を確認する。
・A点を抜けている→5-0パターン?(113~161.8%)
派生ハーモニックパターン?
〜ここまででハーモニックパターンの種類を見極める〜
3.D点の到達予想範囲は50%と決まっているので、50%にマーキング。
5-0パターンは図で説明すると分かりづらいですが、
X点を超えるシャークパターンとセットにすると簡単になります。
5-0パターンがシャークパターンの後に出るとは限りませんが、
そうやって覚えておくと便利です。
次回はブラックスワンを解説していきます。
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