AKIRA(@FxPelican)です。
トレーダーはいつも利益をどうやって増やし、いかに損失を減らしていくかを考えています。
そうやって日、週、月の最終利益を少しでも多く残すことに神経を注いでいます。
今回は、最終利益をより多く残していくためのエントリーとリスクリワードについて
FXを始めたばかりの方にも分かりやすく書き綴っていきます。
FXでなかなか勝てない(利益を残せない)という方は必見です。
エントリーを見直す
まず最初に投資の入り口である「エントリー」から考えていきいましょう。
投資はエントリー、つまり注文を発注し約定することから始まります。
エントリーはとても重要で、これをないがしろにするとリスクリワードが極端に悪くなります。
「リスクリワードが悪くなる」というのは、自分が狙いたいリワード(利益)以上に
リスク(損失)のほうが大きくなる状態です。
勝率が高ければそれでも十分利益を残すことは可能ですが
一回の損失で利益をほとんど吐き出すか、証拠金を大きく減らしてしまいます。
(例)リスク:リワード=2:1の場合
10pipsの利益を見越し、20pipsの損失を見越しています。
仮に2連勝して20pipsを積み重ねたとしても、3回目のトレードで損失を出してしまうと
利益がすべてなくなります。
これは極端な例であり、相場環境を認識できるようになれば
臨機応変に数字を変えていくことが出来ますが、最初のうちは難しいと思います。
リスクを極力減らすためには何ができるか
これが王道になります。
どういうことかというと次の図のようになります。
これが理想ですが、こんなにうまく取れるはずがないという先入観や思い込みがあります。
だから次の図のようなブレイクアウトのポイントを狙う人が多くなります。
これでも戦略としては十分です。
このすでに出来上がっているチャートでリスクリワード1:2でトレードしたと仮定し
チャートに表示させたものが次の図です。
赤と緑の真ん中にある緑枠白文字の部分が「2」となっています。
これがリスク(薄赤枠)リワード(薄緑枠)を計算した時、リスク:リワード=1:2ということです。
すでに動いた状態で表示させているので、これでもいいじゃないかと思うはずです。
ですが、相場は常に一番右端の動いている状態で判断しなくてはいけません。
そのようなときに暗にブレイクアウトを狙ってリスク:リワード=1:2で固定してしまうと
損失が多くなってしまうことが多くなります。
ブレイクポイントがブレイクポイントでなかったり、予想した方向に動かずに逆に行ってしまう、
リワードの利益ポイントまでいかずに反転してしまうなど、いろいろあります。
それが相場なのです。
そして利益をとれたと金額や勝率におぼれて、調子に乗った時に限って損失となり
損失を膨らまし続けるというものなのです。
理想のエントリーを目指すために何をするか
理想のエントリーは先ほど出したこの図です。
これを目指すために、トレーダーは日々試行錯誤して、常に練習し技術を磨いていきます。
この道には終わりがなく、機関投資家などのプロトレーダー、常勝する個人トレーダーは
さぼらず、常に改善していく姿勢を当たり前のようにやっています。
それをするからこそ勝ち続けて生き残れているのです。
だから、この記事を読んでいるあなたにはその道を歩むことを心に決めておかなければいけません。
では、この理想的なエントリーをするためにどうすればよいか?
これは以前記事にしたこちらをよく読んで練習してください。
この2つの記事を読んで、基本のチャネルラインからいろいろなチャネルラインを引けるようになると
下図のようなラインが事前に引けるようになります。(傾きを修正していく作業はしていく)
各色のチャネルラインを引くポイントに各色の矢印を置いています。
各丸印は先ほどの理想のエントリーポイントです。赤丸部分だけ1つ加えています。
これはすでに出来上がっているチャートに合わせてラインを引いているので
簡単に理想のエントリーポイントが分かります。
最低2つの傾きのラインが重なるか近くにあるポイントが理想のエントリーポイントとして
不確定要素を排除していく作業が必要になります。
理想のエントリーからリスクリワードを見直す
ここまで理解出来たら、リスクリワードの見直しは簡単です。
理想のエントリーポイントは反転/反発するポイントです。
そのポイントを抜けてしまったら損切、つまりリスクになります。
先ほどのブレイクアウトのリスクリワードを同じポイントにし
エントリーポイントだけを変えてみたのが次の図です。
※エントリーポイントは少し余裕をもたせています
左から順に、小数点以下は切り捨て
リスクリワード=1:13
リスクリワード=1:35
リスクリワード=1:10
ブレイクアウトを狙うより最低5倍以上、最大12倍以上の利益が残る結果になります。
エントリーを見直すだけで利益がこのように違うならば
理想のエントリーポイントを自分で見つけられるようになりたいはずです。
そのためには血のにじむような練習、投げ出したくなるほどの損失を覚悟しなくてはいけません。
しかし損失は自分のお金でなくて構いません。
FX会社によってデモ口座が用意されているので、デモ口座でトライ&エラーをして
しっかりと相場の値動きを見分けることをやり続けていきます。
最近はデモ口座期間が設定されていることが多いので、ライン引きに自信が持てるまでは
以下の高機能のチャートが使えるところで無限に練習してください。
ブログ読者の皆さんがこの記事でトレーダーとして成長できますように・・・
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