今回はEngulfing Candleとはどういうものなのかを伝えていきたいと思います。
実はEngulfing Candleの定義は曖昧?
見出しでいきなり「曖昧?」と書いてしまいましたが、
海外のサイトを見ても解説する人によって定義が異なっています。
定義その1 ローソク足実体の包み足
デューカスコピー・ジャパンのJForex3では
[インディケーター]→[Pattern Recognition]→[CDLENGULFING]で
Engulfing Candleの部分を自動で見分けることができ、
水色の[]で囲われたのがその部分です。
拡大するとこうなりますが、
JForex3のEngulfing Candleの定義は、
ローソク足の実体を次のローソク足の実体が包み込んでいること。
つまり、ローソク足実体部分飲みに注目した包み足であること。
定義その2 高値/安値を終値が超える
1つ前の高値を次の足の終値が超えていく、
または1つ前の安値を次の足の終値で超えていく。
これをEngulfing Candleとするパターンです。
上図を見ていただくと分かりますが、
相場の転換ポイントで起きる黄色枠パターン、
相場の流れが継続していく灰色枠パターンがあります。
基本的に継続していくパターン
上昇なら陽線の高値を次の足の陽線の終値が超えていき、
下落なら陰線の安値を次の足の陰線の終値が超えていきます。
流れが転換していくパターン
上昇に転じる反発パターンでは、陰線の高値を次の足の陽線の終値が超えていき、
下落に転じる反転パターンでは、陽線の安値を次の足の陰線の終値が超えます。
トレード方法 エントリー&ストップのポイント
Engulfing Candleのトレード方法は
Engulfing Candleが確定し、その確定足の高値/安値から1.2pips以上
離したところにエントリー注文とストップ注文(損切り)を入れます。
エントリー注文は必然的に逆指値注文になり、
相場状況によっては実価格と注文プライスが狭すぎて
逆指値注文が発注できない場合もあるので、その時は上記の条件が揃った時に
成行で注文を発注するかしないかを決めていきます。
Engulfing Candleは転換ポイントになるのか
結論からいうと、なる時とならない時がある。
なぜ曖昧になるかというと、Engulfing Candleはあくまで
ローソク足のパターンの1つであることです。
そして、Engulfing Candleとはつまり、その時間軸で確定した
値動きの1つであり、それ単体ではほとんど意味を成しません。
相場は値動きの連続であり、一部分だけ切り取っても、
それは近視眼的であることから、判断材料には使えないということになります。
しかし、相場のトレンドを把握し、そのトレンドが継続するポイント、
値幅理論やあるラインに到達し値動きのターゲットに到達したと思われる状況で
Engulfing Candlenパターンが出たら、信頼のあるポイントになります。
しかし絶対ではないので、そのことに注意してください。
兎にも角にも相場の環境認識が出来なければいけないので
環境認識が出来るようになってから、Engulfing Candleパターンを
活用するようにしましょう!
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