国内、海外の投資系のブログやサイト、SNS(Facebook,Twitter,Instagram)を見ていると
いろいろな戦略を知ることができて、とても良い勉強になります。
情報化社会、とりわけ変化のスピードと技術革新が早い現代のため
常にチェックしていくことで自分を高める機会が増えていきます。
投資でもいろいろなトレードアイデアが何千、何万と投稿されていますが
イマイチ研究しても再現性が無かったり、投稿者に一貫性(ラインの引きかたなど)が
見当たらず、なぜそこでラインを引くのか、意識されるゾーンとなるのかがわからないものが
多くあります。
そういった人たち(主に海外勢)が、有料?でTregramやSlack等を使って発信しているのを見て
海外は今そういったものが主流になっているのだろうと思うのと同時に
日本でもそうなったら今以上に損をする人が増えるのではないかと危惧しています。
そういったものを信じるかはその人次第なので何も言いませんが、
そういった被害をなくすためにも、このブログでは有料以上のものを提供したいと思い
今回は高値/安値を決定づける条件とそれに合わせたトレンドラインの引き方を解説していきます。
反発/反転の基本は3バー
全ブログ(ROSE FX)から引き続き紹介している「3バー」と呼んでいるものが
上図3つのパターンです。これらは安値からの反発/高値からの反転を見極める最小単位での
組み合わせであり、これらをもって相場は変化していきます。
しかしこれだけでは「反発した箇所が安値」となるのか、「反転したところが高値」となるのかは
まだ未知数であるため、これらにある条件を加えることで「反発した箇所が安値」となる、
「反転したところが高値」となることを見極めることに成功しました。
高値/安値が確定する条件
上図はもっともわかりやすい状況下での3バーを使った安値と高値の確定条件を示したものです。
両方とも同じことを指していますが、もう少し説明を加えていきます。
1つ前の3バーの反発箇所が「安値」となります。
・高値が確定する条件として、高値を切り下げた状態で3バーの反転が確認されると
1つ前の3バーの反転箇所が「高値」となります。
つまり、反発箇所の切り上げが起きたら1つ前の反発箇所が安値の確定になり、
反転箇所の切り下げが起きたら1つ前の反転箇所が高値の確定になるということです。
実例
上図はEURUSDの日足チャートです。
(右から三番目の枠の中にも確定された高値(1.19160)を記入漏れしています)
先述の高値/安値確定条件に照らし合わせて安値確定に緑矢印、高値確定に赤矢印のマークを記し
わかりやすく示しました。
上図をよく見ていくと安値や高値確定の矢印が連続で起きている箇所が見られます。
通常ならば安値確定の矢印と高値確定の矢印が交互に出てくることが多いですが
強い売りや買いが入ってくると(新規、決済両方含む)このようになりやすくなります。
このように状況によって、安値や高値確定の矢印が連続で起きる場合が多くあります。
トレンドラインの引き方
次に先ほど確定した安値と高値に合わせたトレンドラインの引き方です。
強く意識されやすいトレンドラインと姿を変え、値動きが止まる、動き出す状況を
的確に捉えることが可能になります。
さらに確定された安値と高値に限定することで再現性の高いトレンドラインが引けるため
後々、トレード結果の検証にも役立てることができます。
つまり、この方法でトレンドラインを引くことで一石二鳥でも三鳥にでもなります。
しかしここで1つだけ条件を追加していくことを忘れないようにします。
それは確定された順にラインを引くということです。
1つ飛ばしでも2つ飛ばしでもダメで、必ず順番にラインを引きます。
先ほどのEURUSDの日足チャートを使ってトレンドラインの例を見ていきましょう。
実例
実際にトレンドラインを引くとこのようになります。
確定された安値や高値同士を結んだラインが必ずしもサポートにならなかったり、
ラインを抜けた後にレジスタンスとなるかは相場次第ですが、
何もわからない状態で適当に結んだラインよりかは機能しているのがわかると思います。
これは日足ですが、4時間足、1時間足まで同じように確定された安値/高値を見つけて結んでいくと
もっと機能していきます。その理由として短い時間枠であればあるほどテクニカルが
機能しやすいということがあります。
しかし1時間足未満まで引くとラインがごちゃごちゃしてしまい大極を見失いがちになるため
1時間足まで引くことを意識しておくと良いです。(月足から順を追って引くことが前提)
まとめ
1つ前の3バーの反発箇所が「安値」となる。
・高値が確定する条件として、高値を切り下げた状態で3バーの反転が確認されると
1つ前の3バーの反転箇所が「高値」となる。
・反発箇所の切り上げ、もしくは反転箇所の切り下げが起きなければ
1つ前の反発箇所や反転箇所は安値でも高値でもないということになる。
・確定された安値と高値に合わせてトレンドラインを引く。
このとき確定された安値の順に、確定された高値の順に引くこと。
1つ飛ばし、2つ飛ばしなどは決してしないこと。
トレードをする上で、再現性のある手法でなければ継続的に利益を上げ続けることが
格段に難しくなります。再現性のある手法とはすなわち再現性のある判断方法を持つということ。
再現性のある判断方法とは、再現性のあるツールもしくは再現性のある条件があることです。
毎回同じ方法で判断していくことトレードの振り返りができ、
何がダメで、何をもっと改善していけばいいかが分かります。
毎回違う手法、違う考え方を取り入れてはダメと決めつけてしまい、
また新しい方法を試すというのは時間もお金も無駄にしていきます。
そのようなことにならないためにも、再現性のある今回の方法を練習し
トレードに明るい兆しが見えたとしたら、これ以上なく嬉しく思います。
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