トレンドラインの基本的な引き方
ヒゲ同士を結ぶ
トレンドラインの基本は、安値と安値、高値と高値のように
ヒゲの先端に合わせることになります。
図の緑矢印と緑矢印、赤矢印と赤矢印のように。
(JForex3だとヒゲの近くにラインの先端を合わせると、
自動でヒゲの先端、もしくは始値/終値に合わせてくれます)
終値同士で引いたり(ラインチャートにトレンドラインを引いている)
終値とヒゲを合わせて引いたりしている人もいますが、
個人的にはヒゲ同士で結ぶ方が理にかなっています。
というのも、ヒゲがついたということは、そのローソク足1本の両端が
限界だったということを意味し、それが連続することで値動きが成り立っているからです。
新高値/新安値をつけた場合
その結んだライン以上に価格が動き、新たに新高値、新安値をつけた場合は
1つ手前の高値ないし安値から再度引いていきます。
逆トレンド後のトレンドラインの引き方
価格が変動すると、これまでのトレンドラインを抜けて、
逆方向のトレンドの方向に動いていきます。
トレンドラインを抜けてしまった後に再度トレンドラインを引く場合は
トレンドラインを抜けて出来た最初の新安値と新高値が
トレンドラインを引くための新起点となります。
くれぐれも前のトレンドラインの安値や高値を起点として
引くことがないように注意しましょう。
トレンドラインの賞味期限
トレンドラインを終値で抜けてきたら、そのラインの有効性はなくなり、
サポートラインからレジスタンスラインに変わります。
終値で抜けたローソク足の後にはらみ足の状態が続いた時、
はらみ足の状態のままトレンドラインを抜けてきた時は、
はらみ足を抜けた後に、トレンドラインが新たに引けるまで待機します。
はらみ足とは基準となるローソク足の安値と高値を更新していないこと。
つまり新しい価格の変動がないことを意味するため、
はらみ足期間の価格は無視していいと解釈しています。
サポート/レジスタンスライン
厳密にいうとトレンドラインではないですが、
サポート/レジスタンスラインの引き方です。
トレンドラインを平行にしたものがサポート/レジスタンスラインですので
トレンドラインが引ける箇所に引くのが基本です。
この時覚えておいて欲しいのは、将来の価格に作用しやすい
サポート/レジスタンスラインはトレンドラインの外側、
わかりやすく言うとチャネルラインの外側で引くことになります。
上図のようにチャネルラインないし、トレンドラインの間で
サポート/レジスタンスラインを念のため引いておきますが、
このサポート/レジスタンスラインが通用するのはこの時だけです。
トレンドラインを抜けてしまったら、そのラインはほぼ機能しなくなります。
もしサポート/レジスタンスライン手前まできても到達することなく
失速することがほとんどです。(そうでない時も多くある)
上記を踏まえて細かくラインを引いて見ていくと、このようになります。
実際の相場ではこんなに綺麗に上昇と下落のトレンドがわかることは
ほとんどないですが、これに近い動きにはなるので、
月足から丁寧にライン引きをしていきます。
下位足のトレンドラインの引き方
相場の分析は必ず大きな足から小さな足へと分析し、
トレードアイデアを考えていくことになります。
先ほどのまでに解説した図を仮に月足だとします。
月足から週足に一段階小さな時間軸に移動し他のが上図です。
月足では緑のラインでも週足ではラインが引ける状況です。
この時、緑のライン内でのみ週足でラインを引くことを考えていきます。
2つの緑のラインが確定した後のことを見ていくので
2つ目の山以降から見てください。
まず、サポート/レジスタンスラインの青と黒とオレンジの平行線が引けます。
オレンジは緑の2つのトレンドライン内でのみ有効な平行線です。
上図の例ではトレンドラインは引けませんでした。
平行線のみで動くような縦に動く相場でした。
縦の動きが続いて、新高値を作るような上昇になり、
ここでようやくトレンドライン(紫)が引くことが出来ました。
同じようなことを繰り返して、自分の生活スタイルにあった時間軸まで
丁寧に見ていくようにします。
日足でトレードするなら日足は紫ライン内でラインを引いていき、
4時間足、1時間足でトレードするなら4時間足や1時間足までラインを引きます。
まとめ
ここまでがPelican FX流トレンドラインの引き方です。
トレンドラインは引く人によって角度も長さも全く違っていきます。
どれが正しいのか間違っているのかに悩みが尽きないですが
シンプルに考えてしまえば良いだけです。
自分が数え切れないほど考えに考えて、
手をたくさん動かしてラインを引いた結果、
身についたものがあなたの武器になります。
今回のトレンドラインの引き方をたくさんこなして、
Pelican FX流の引き方もあるということを覚え、
できるようにしていってください。
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