投資でリスクリワードを考えた場合、押し目や戻りを捉えることで損小利大が可能になります。
この押し目や戻りがエリオット波動では推進波2と推進波4、修正波Cにあたります。
推進波4が確定する条件が、価格と時間両方からエリオット波動ではルールとして決められています。
このルールを応用するとトレンド回帰のポイント、推進波2が確定するおおよそのポイントを
事前に求めることができ、そのポイントにくるまでは待つということができます。
この理論とルールを解説し、すぐに練習、実践で使える内容として徹底解説します。
推進波4とトレンド回帰の確定条件

<推進波>
1. 1波と3波の高値(下降トレンド時は安値)を結ぶ
2. (1.)で結んだラインをコピペ(またはチャネルラインを使う)して
2波の安値(下降トレンド時は高値)に置く
3. 2波の置いたラインを抜けると4波が確定する
<修正波>
1. A波とC波の高値(上昇トレンド時は安値)を結ぶ
2. (1.)で結んだラインをコピペ(またはチャネルラインを使う)して
B波の安値(上昇トレンド時は高値)に置く
3. B波の置いたラインを抜けるとトレンド回帰が確定する
エリオット波動の推進波4は推進波2とは異なる動きになり、かつ複雑な動きになりやすいです。
トライアングル、フラット、拡大フラット、ランニングフラット、ダブルスリー、トリプルスリーなど
相場状況を確認しながら判断していきます。
しかしこのルールを覚えておくことで複雑な動きでも確定条件を満たさないうちは
推進波4が確定しないため、どのパターンが来ても4波が確定していないことがわかります。
安値と高値にラインを引いてタイミングを待つことで押し目や戻りを狙いやすく
例え損切りになってもリスクが小さく済みます。
この手順を覚え、正確に使えるようになれば待つポイントも明確になります。
無駄にエントリーしなくてよくなり、アラートをセットしておけば目を離していても構いません。
TradingViewではトレンドラインにタッチでアラートが設定できるので
便利な機能を使ってトレードへの負担を小さくできます。
この手順を正確に行うためには、推進波では1波と2波と3波、A波とB波とC波の高値安値を
正確に見分けることが必要です。
理論上では簡単ですが、実際の動きで判断するには練習が必要です。
チャート解説
よくエリオット波動を見るときにどの時間枠で見たら良いかを聞かれますが
相場はフラクタルなので、どの時間枠でもエリオット波動は通用します。
しかしダウ理論と同じく大きな時間枠(月足から)から丁寧にカウントをすることで
動きが予測しやすく、カウントの修正回数も少なくなります。
きちんと大きな時間枠から見るようにしましょう。

ドル円1時間足のチャートを例にします。
先ほどの手順通りに行うと、上図になります。
修正波の部分はランニングフラットになっている相場です。
左の上昇トレンドでは推進波4(青(Ⅳ))の位置は10月23日になることがわかります。
22日に推進波3(青(Ⅲ))が確定した可能性があると考え、
推進波1(青(Ⅰ))と推進波3(青(Ⅲ))を結び、推進波2(青(Ⅱ))でチャネルラインを引きます。
すると22日以降にチャネルライン下限を抜けて推進波4(青(Ⅳ))が出ると仮定で予想できるため
それまではどこが重要なサポート/レジスタンスゾーンになるかを把握する時間ができます。
修正波部分はランニングフラットです。
修正波A(青(a))と修正波C(青(c))を結び、修正波B(青(b))でチャネルラインを引きます。
※このラインが正しいことがわかる理由に修正波A(青(a))と修正波C(青(c))を結んだラインに
10月28日の安値が近くで止まっているため、角度的に正しいと判断できます
元の上昇トレンドに回帰するタイミングは、早くても29日中かそれ以後であることがわかります。
応用1 推進波のトレンド転換

推進波の5波が確定し、次の動きに入る時もこの理論は通用します。
推進波3(青(Ⅲ))と推進波5(青(Ⅴ))を結び、推進波4(青(Ⅳ))でチャネルラインを引きます。
このチャネルライン下限を下に抜けるとトレンド転換とみなします。
それまではトレンドが続くなら修正波Cはまだ確定していないことがわかります。
この下限を抜けるまでは上図では押し目買いをしたいトレーダーが多く
抜けたことで押し目買いをしていたトレーダーは損切りをしたり、新規で売りポジションを作ったり
ポジションの傾きが変わることで転換した方向へと進んでいきます。
応用2 副次波のトレンド転換

先ほどのチャートをそれぞれの推進波を形成している部分を細かくても同じです。
この部分を副次波と呼びますが同じように
推進波3(赤Ⅲ)と推進波5(赤Ⅴ)を結び、推進波4(赤Ⅳ)でチャネルラインを引きます。
チャネルライン下限を下抜けてトレンド転換するまでは推進波2(青(Ⅱ))や推進波4(青(Ⅳ))は
確定しないため押し目買いが入ってきやすいことがわかります。
このように1つの時間枠で副次波を考えると下位足に移動しなくても良いため
複数画面を表示させたり、モニターを何枚も用意する必要はありません。
そして、青の動きを副次波とみなすことで1つ上の時間枠を見ることもできるため
1つの時間枠から下位足も上位足も把握することができます。
これがエリオット波動のメリットと言えるでしょう。
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これらの理論は前半はエリオット波動を学べば知ることができます。
後半の応用部分はオリジナルですが、オリジナルと呼べるほどではなく
少し考えればどなたでも思いつくことです。
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