【コラム】ドル円の口先介入/実弾介入はどの水準?|介入候補をチャートから推測

【コラム】ドル円の口先介入/実弾介入はどの水準?|介入候補をチャートから推測 コラム

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先週金曜日から続くドル円のこう着状態はアメリカの利下げと日銀の利上げがないことを
織り込んだ動きが要因となっていると思われます。

ファンダメンタルの動きがテクニカルにも影響し、動く方向や動き出しのタイミングが
非常に難しい状況となっています。

その中でBloombergで配信されたこちらの記事から今日はコラムを書いていきます。

円は対ドルで154円台前半でもみ合い、介入警戒で投資家は様子見
4日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで154円台前半でもみ合い。心理的な節目となる155円をにらみ、円買い・ドル売り介入への警戒感もあって方向感が出づらい状況にある。

154円前半の揉み合いは次なる上昇への踊り場?

ドル円

冒頭でアメリカの利下げと日銀の利上げ見送りという部分が大きいと思われます。

パウエルFRB議長は12月の利下げが規定路線でないことをFOMCで言及、
この日銀は12月の会合で(突発的な円高を防げるため)利上げしやすくなったと言われています。

それまでは現状のドル高、円安の流れを引き継ぎやすくなることを意味するため
ドル円の上昇トレンドは12月までは続く可能性が出てきました。

オレンジゾーンの154円前半の揉み合いを上に放たれた時は
155円に入り、さらに上昇することも考えることになります。

介入水準の候補と根拠

ドル円

とはいえ、あまりにも円安が「過度」に進むと経済的な影響を受けるため
一定水準の介入攻防ラインは日銀は設定していると考えられます。

その水準をチャートから読み解いていくと、以下の水準が候補になると考えられます。

候補1:154.77
候補2:156.71
候補3:158.40
候補4:158.87

候補1:154.77

2024年4月以降の動きから意識されてきた価格が候補に挙がりますが
直近では154.77付近が有力となります。

実際にはその前後のブレがあるためゾーンで見る必要がありますが
過去にこの水準では以下の日付で意識されています。

2024年:4月16日、5月15日(終値)、6月4日、7月26日、7月30日、11月7日
2025年:1月21日、2月12日

計8回が意識されています。

10月17日から続く強い角度のついた上昇トレンドの勢いがあるため
この水準を超えていく可能性が高いですが、意識されるには妥当な水準です。

候補2:156.71

個人的な見解になりますが、介入するには一番効果的な水準であると考えています。

先述した10月17日から続く角度のついた上昇トレンドが終わったタイミング
つまり、買いのポジションを利食いするポイントであることから
円買いの注文を出すことで実弾投入、または口先介入によって効果的な下落効果が見込めます。

2024年:5月14日、5月27日(終値)、6月12日(終値)、11月15日、12月30日(終値)
2025年:1月22日、1月23日

計7回が意識されています。

候補3:158.40、候補4:158.87

こちらは値が近いため、ゾーンとして考えます。

特に1月10日は今年の最高値であることから
否が応でも意識されることが容易に想像できます。

ドル円

波の動きで見ていくと、現在までは3つの波で高値と安値が確定していることがわかります。

チャートパターンでP波という値幅が徐々に狭まるポイントの頂点に位置しているため、
この水準の前後には非常に多くの新規買い注文、決済注文(売り)、新規売り注文が
混在していることが考えられます。

そのためこの水準で円買い介入をした場合、逆に上昇を加速してしまう恐れがあることや
上昇を抑えようとして実弾が多くなる可能性があるため、
介入資金の多さと上昇が続きやすくなるリスクがあります。

2024年:4月26日、7月16日
2025年:1月7日、1月8日、1月10日

計5回が意識されています。

結論|介入ポイントは156.71が妥当

このような背景があることから、
口先介入、介入資金を大きくしない、リスクが少ない価格を推測するならば
候補2の156.71付近が介入するには妥当なポイントであることが導かれます。

前後の注文のゾーンを踏まえるならば、156.00~157.50と見ておくのが良いでしょう。

しかし下記の引用部分のように、いきなり介入というよりは発言等で
牽制しながら上昇(円安)方向の勢いを調整することも注意しておく必要があります。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは4日付リポートで、155円以下での実弾介入は想定しにくいとした上で、155円に接近ないしは上抜けた際に「無秩序」といった表現で為替相場動向への警戒が示されるかが注目だと指摘した。

細かく見ていくなら156円手前の155.80~95付近が156円の攻防を前に
上昇を抑える役目を果たしやすいことがチャートから読み解けます。

155円はあまり意識されるようなポイントにはなっておらず、
155円という価格の区切りという節目で止まることは過去にもなく前後のブレがあるため
発言等が出てくるか、流れが終わるかに気をつけていくようにしましょう。
(新規注文はこのタイミングではおすすめはしません)

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