前回はオブジェクト(描画)ツールを解説しました。
描画ツールはテクニカル分析の罫線分析には欠かせないものなので、たくさん使って慣れるようにしましょう。
IG証券のProRealTimeチャートを使いこなすための取扱説明書① <起動〜チャート基本操作>
IG証券のProRealTimeチャートを使いこなすための取扱説明書②<表示・取引項目>
今回は、前3回のProRealTimeチャートでまだやっていないオプション項目についてです。
一部はすでに解説している部分がありますが、今回はそれ以外で必要そうな部分をピックアップします。
プラットフォームのオプション
チャート左上部の「オプション」項目をクリックし、図のようにオプション画面を表示します。
「全般」タブはチャート画面全体の設定となります。
チャート:線描毎のカーソルモード、線描アシストモード(マグネットモードのこと)、遅延時間帯にカーソル表示、
オブジェクトの表示、コメントの表示、文字ラベルの大型株式ボタン、異なる時間単位でライン表示、
(-下位の時間単位でラインを表示-全ての時間単位で水平線を表示、-下位の時間単位でその他のオブジェクトを表示)
アクセスビリティモード:仮想キーボード適合性
ウインドウ管理:同時にすべてのウインドウを縮小する、プラットフォームがフォーカスされた場合に、すベてのウインドウを全面に出します
コンテキスト ポップアップ(マウスを合わせる):チャート上のヘルプ表示、チャートウインドウの”カーソル設定”の表示
全般タブで重要なのは赤太文字の項目がポイントと思います。
ラインのズレや正確性を維持するマグネットモードや下位足にもラインを自動で表示させるようにする設定。
好みがあると思いますので、自分で試しながら調整してください。
テンプレートのオプション
全般
特にカスタマイズすることがない設定オプションです。
リスト表示されたものを設定できたり、ある時間の四本値を調べるためのカーソルなどの設定ができます。
リスト設定:単色にて点滅、色彩の緩やかな点滅、文字フォントの点滅、点滅なし、名前、ティッカー、証券コードの点滅。
カーソルの種類:十字、縦線、水平線、なし、色、幅、カーソル上の円表示
フォント
「フォント」はかなりの種類があるので、自分が見やすいフォントを探すのも良いと思います。
個人的には初期設定のフォント、大きさ、色で満足です。プレビュー画面がリアルタイムで反映してくれます。
「ビッド/アスクの表示スタイル」はチャート右上にあるプライスボードの設定です。
初期設定でも十分見やすいですが、拡大する部分、小数点以下を右上に小さく表示することができます。
最良ビッド/アスクの最後の数字をのぞき強調:数字を大きくするとプライス全てが大きく強調されます。
指数形式表示の文字数設定:数字を大きくすると右上に小さく表示されるようになります。
色&効果
「色&効果」タブは上が初期搭載されているカラー設定のテンプレートです。
下の部分はカスタマイズ欄で、自由にカスタマイズできるようになっています。
テンプレートで十分見やすく、目に優しいのでテンプレートを使う方がベストです。
自分好みにしたい場合は各カラーを自分で設定してください。一部だけ対応する部分を説明します。
「背景とテキストの設定」の「バックグラウンド」はチャート枠色です。テキストは枠内で表示される(通貨ペア表示や時間など)色です。
「メニュー」の「選択されたバックグラウンド」は図のようにウインドウ表示される背景色です。
「選択されたテキスト」というのはウインドウで表示するテキストの文字色です。
チャート背景を変えたい場合は、「チャート」の「背景(偶数日)」「背景(イントラデイ表示のみ奇数日)」です。
この辺は一番最初のProRealTime特集でやった部分なので、そちらで変更した方が楽です。
取引オプション
手動取引
「手動取引」タブは特に変更する部分はないですが、もしワンクリック取引でトレードしたい場合は
注文の確認:常に確認する、執行しない(ワンクリック取引)の「執行しない」をチェックします。
取引&注文の表示
「チャートウインドウの上部に表示する」項目はチャート上部に取引状況をリアルタイムに反映するものです。
未実現益(含み損益)、本日の利益、本日の取引、未執行注文、ポジション、
ユニットコスト(ギャップ)、ポジション保有時間、エクスポージャー
チェックボックスをクリックして必要な物だけにチェックを入れましょう。個人的には全てチェックを外しています。
注文バーを折りたたむ時:何もしない(全ての取引情報を表示する)、ポジションと保留中の注文を隠す(数量と利益損失を隠す)、
ポジションと保留中の注文を隠す。
次に利益を表示する:ポイント(先物),pips(外国為替),金融商品の通貨(株式)、金融商品通貨、ポートフォリオ通貨
ポジション及び注文ラベルの利益形式:残りの取り引きプラットフォームについても同様です、ポジションの%、ポートフォリオの%
ポジションのラベルに次を表示する:変動と利益/損失、利益のみ
2つ連続画像のようにpipsも表示するのかしないのかを選択できます。
金額が大きくなると惑わされやすくなるため、pips表示で慣れておくと良いと思います。
「次の価格変動を表示する」の「トレーリングストップ注文」は表示させたことがないですが、
おそらくトレーリングストップ注文が稼働するpips数の表示だと思います。
全4回の取扱説明書のあとがき
これでほぼ全てのProRealTimeチャートの解説をしました。
自動売買の方法やプログラミングの部分を省いていますが、もし自動売買に興味があればProOrderを使ってみてください。
裁量取引を補完する形で自動売買を使う、またはその逆で投資の幅を広げるのも良いと思います。
投資商品ごとに裁量と自動売買を分けるのも面白いです。
裁量取引なら今回を入れて全4回で取引する際の基本的なことはカバーできるはずです。
高機能なチャートを基本的に無料で使える機会を最大限に生かして、取引してはいかがでしょうか。
全4回+IG証券を9ヶ月使った本音レビュー一覧
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