テクニカル分析、特にトレンドラインを引いてトレードするには
必ず価格が反発したところから引くことになります。
しかしその「反発」という定義は巷では曖昧であり、
実際には反発していない箇所からラインを引いていて、
無理やり引いているラインがあたかも通用しているように
勘違いを起こさせているレポートやブログが多くあります。
Pelican FXの手法の根幹にあるため実例は出せませんが
その考え方をわかりやすく説明していこうと思います。
そこからローソク足の組み合わせに当てはめて
トレンドラインやサポート/レジスタンスラインをたくさん引いて
将来の動きにきちんと影響しているかを研究していきましょう。
値動きの反発パターンは複数ある
一例ですが、このレンジ相場だけで17回も反発が起きています。
その種類は・・・
・包み足からの反発
・はらみ足からの反発
・ローソク足3本からの反発
・トレンド転換を含んだ反発
ここからさらに・・・
・反発後の動きがしっかりと出てきやすい反発
・反発後の動きがほとんど出てきにくい反発
に分けることができます。
この違いをどう捉えていくかで相場の見方が変わっていきます。
将来の価格に影響を与え、サポート/レジスタンスとして
上昇を抑えるのか、下落を支えていくのか。
これこそがテクニカル分析の基礎となります。
次に考え方を書いていくので、これを元に自分で考えてください。
反発の考え方はシンプルに
価格が反発するとは、川を渡って向かい側にいくのと同じです。
反発後にその方向へ続く場合は、川を渡るのがとても上手く、
短時間に綺麗に歩いていきます。
川の流れに足を取られず、スムーズに足運びがいき、
川の中にいる時間が短くて済みます。
そのため体力が余っているので、向こう岸へ着いた後も動け、
川から早く離れることができます。
反対に、反発後にその方向に流れが続かない場合は
川の流れの方が強いか、川を渡る人の体力のなさが影響してきます。
川の流れが早く、向かい岸に着くのにとても苦労します。
苦労しているので体力を使い果たし、向かい岸に着いても川から離れられず、
川の流れによって浸食されて川に流されてしまいます。
このように考えていくことで、
ローソク足の組み合わせがどのような時に
川を渡った後に体力がまだ残っていて川から離れていけるのか、
川を渡ったけれど体力がなくなり、川から離れられないでいるのか。
これらを過去のチャートから丁寧に組み合わせを見つけていき、
見比べていくことで反発の力関係を見る目を養うことができます。
クロス円はこの頻度が少ないため、
ドルストレートで見るようにしてください。
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