国内FX会社と海外FX会社を使う側のイメージとして、
「どちらかしか使わない」そんなイメージを持つ方が多いと思います。
国内FX会社では、日本は世界的にみても厳しい金商法によって個人投資家は守られています。
しかし、海外FX会社も世界規模で展開しているところはきちんと金融ライセンスを取得しており
ここ数年は個人投資家保護のために分別管理、FX会社が破綻した場合は一定の補償をする基金を
契約したりしています。
例えば、ある会社は8か国の金融ライセンスを持っています。
その中のイギリスのUK FCAライセンスでは取得するために17万5千ドルのコストをかけています。
また、FSCS(英国金融サービス補償機構)へ加入することが義務づけられているため
破綻したい場合は最大8.5万ポンドの補償を定めています。
このように国内FX会社と海外FX会社では法律にそれほどの差はなく
むしろグローバルに展開している海外FX会社は国ごとに金融ライセンスや補償基金などに
コストをかけているため、法律に違反するような行為を嫌います。
違反すればこれまでかけてきた資金が無駄になるため、経営判断はとても慎重です。
よって、それぞれの特徴にあわせた使い方をすれば良いわけで
今回は海外FX会社を賢く使うための方法をいくつか提案します。
理由1 リスク管理としてハイレバレッジを有効に使う
先日このようなXのポストを投稿しました。
世間で言われているハイレバレッジは危険!は、レバレッジを高く聞かせて取引量を多くして
利益を狙うため、損失が膨らんだ時にロスカットにかかりやすくなり、
資金を失うことがあるという認識があると思います。
しかし、実際にそうでしょうか?
25倍?50倍?100倍?400倍?1000倍?2000倍?
どこからハイレバレッジでしょうか?
株式投資をやっていらっしゃる方は25倍でも高いと思うはずです。
FX投資ならば100倍以上は高いと思うかもしれませんし、
400倍以上が高いと思う方もいます。
ハイレバレッジの明確な基準は存在しません。
ハイレバレッジは確かに大きな損失を被る一面を持っていますが
発想を転換すれば、損失を最小限におさえられ、その損失額が自身が決めた許容範囲内であれば
計画的にハイレバレッジでトレードすれば大きな利益になることを意味します。
そのためにどのようなところでエントリーし、プロフィット(利益ターゲット)を最大化し
損失を最小限に抑える(リスク管理)方法を考えるだけです。
レバレッジの真実
例えば、10万円の証拠金で損失額を1万円なら許容できるとします。
※リスク許容度10%はかなり高い 3%以内が理想
例1)レバレッジ10倍の場合、約100pipsのストップ幅
デイトレードで100pipsのストップは果たして必要でしょうか?
必要な時はあるでしょうが、多くはもっとストップを狭めることが可能なことが多いです。
むしろ100pipsのストップをしなければいけないエントリー方法は手法として成り立たないと思います。
※スイングトレード気味なら構いません
例2)レバレッジ100倍の場合、 約10pipsのストップ幅
スキャルピングなら十分広いストップ幅ですが、デイトレでもいけそうなストップ幅です。
この2つで言えることは、
損失額を最初に決めてしまえばレバレッジは関係なくなるということです。
単純にストップまでの幅が広いか狭いかだけです。
そのためレバレッジが大きければ大きいほど
リスク許容度をベースにした損失額の融通がきくようになり、
色々な戦略を立てることができるようになると思います。
つまり、ハイレバレッジは危険ではなく、ハイレバレッジの使い方を知らないことが危険なのです。
ハイレバレッジはFX会社(ブローカー)にとってもリスク?!
ユーザー(トレーダー)がなぜハイレバレッジで取引できるかというと
証拠金をもとにFX会社側が貸し出しているためトレーダーは大きな資金を運用できています。
FXはCFD(差金決済取引)の一種なので、差金決済することで貸し出した資金を回収しています。
この時、トレーダーが損失を出したときに証拠金が使われます。
後述するゼロカット機能はレバレッジをかけて預け入れた証拠金以上の損失が出た場合
トレーダーの口座はゼロになりますが、それ以上の損失分があった場合FX会社が補填します。
そのためハイレバレッジはFX会社にとってもリスクになります。
レバレッジは各FX会社が会社の特徴として自由に設定できるため
慎重なところは500倍まで、他FX会社と差別化するために3000倍や
それ以上を提供するところもあります。
しかし数千倍のレバレッジを提供するのはFX会社のリスクが高くなるため
預け入れている証拠金や取引ロット数で制限をかけているところはほとんどです。
理由2 小資金から始める
海外FX会社はそもそもレバレッジを100倍以上で提供していることが多く
最低1万円があればトレードが始められます。
ただ経験上、1万円からだと資金効率はそこまで高くないため
3万円以上が望ましいと個人的に思います。
3万円以上あれば、レバレッジ400倍以上かけられるならば
約8万通貨でトレードできるため、相場状況が良ければ1日1万円以上を得られるチャンスがあります。
もちろん、10万円とか50万円を入金してトレードしても構いませんが
海外FX会社の信頼やプラットフォームの使い勝手、カスタマーサポートの対応などで
大切な資金を一度に入れたくないという方も多いので、
小資金から頑張ることができるのが海外FX会社のメリットです。
理由3 ゼロカットを使い、リスクリワードを最大にする ※おすすめしません
理由の3番目はあまりおすすめしない方法です。
海外FX会社のほとんどはトレーダーが預け入れている証拠金以上の損失を被った場合
損失額以上になる前やなった後に証拠金残高を0に戻します。
これが「ゼロカット」と呼ばれるものです。
小資金から始めた場合、何度もお世話になるかもしれない機能ですが
なるべくこの機能を使わないようにしましょう。
というのも、リスクばかりをかけすぎて、肝心のリワードのほうに意識が向かず
ギャンブルトレードや早く利食いをしてしまう悪い癖がついてしまいます。
ゼロカット機能があるからポジションを放置してしまうこともあるでしょうし
過度なレバレッジをかけてしまうことになりかねません。
そのためゼロカット機能を使わない、頼らないトレード方法を考えてください。
投資はお金を増やしていくために損失を最小限に抑えながら行うものです。
最初から0になってもいいという気持ちでは行わないほうが良いと思います。
理由4 IBパートナーとなって、紹介料を得ながらトレードする
自分でトレードしつつも損失が膨らんでしまい
追加入金や損失補填をしたい場面があるかと思います。
自己資金で追加入金することを最初に考えますが、もう1つ方法があります。
それは自分が使っている海外FX会社を紹介して、口座開設してもらい
取引をしてくれることによって報酬を得られるIBパートナーというものです。
日本のアフィリエイトとは少し違う仕組みなので、
下記リンクでIBパートナーについて詳しく解説しましたのでご覧ください。
報酬を得るのは簡単であるとは言えませんが、
もしこの報酬の仕組みが作れればトレードに安心感や余裕が出てきますので
トレードの成績に好結果につながることがあります。
トレードは常に私生活に問題がなく、平常心と余裕がないとうまくいきづらいです。
トレードは技術ですが、その前提であるメンタルとは別に気持ちという部分が肝になります。
技術はあっても、それを使う人間側が使えなければ結果は見えています。
気持ちに余裕をもたらすためにIBパートナーの選択肢も考えてみてください。
最後に|利用規約は必ず読んで理解しましょう
最後になりますが、海外FX会社を利用する際にとても大事なことがあります。
それは利用規約を必ず読むことです。
基本的に英語で書かれていることが多いですが、
めんどくさがらずに翻訳機能を使って読むようにしてください。
利用規約には出金拒否や口座凍結にかかわる重要な規約がきちんと書かれています。
規約を守っていたうえで正当な主張ならば会社もきちんと対応してくれますが
そうでない場合は規約に対して主張できません。
必ずご自身の目で確認することを徹底してください。
私も過去に規約を読まずにトレードし続けていた結果、
数年前に入金ボーナス口座を凍結されて、証拠金も戻ってきませんでした。
このような事態にならないためにも、必ず利用規約は何度も読んで理解されてください。
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