結論:Raw Zero口座はこんな人に向いている
結論から言うと、ThreeTraderのRaw Zero口座は
「1日に何度もエントリー・決済を繰り返すスキャルパー」
「1回の取引ロット数が比較的大きいデイトレーダー」
「取引コストをスプレッドと手数料に分解して厳密に管理したい人」
に向いている口座タイプです。
Raw Zero口座はスプレッドをほぼゼロ(0.0pips〜)に絞り込み、
その代わりに1ロットあたり定額の手数料を徴収するECN(Electronic Communication Network)型の口座です。
国内FXにはない「生の板情報に近いレート」で取引したいトレーダーや、取引コストを
「スプレッド+手数料」で正確に計算したいトレーダーに支持されています。
逆に、取引回数が少ない・1回あたりのロット数が小さいトレーダーにとっては、手数料が相対的に重くなり、
Pure Spread口座のほうがトータルコストで有利になるケースもあります。
本記事では、その損益分岐点まで具体的な数字で解説します。
ThreeTrader Raw Zero口座の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座名 | Raw Zero口座 |
| スプレッド | 0.0pips〜(主要通貨ペア) |
| 取引手数料 | 400円/1ロット(往復)、または2USD相当 |
| 最大レバレッジ | 1000倍 |
| 最小取引数量 | 1,000通貨(0.01ロット) |
| 注文方式 | ECN方式 |
| ゼロカットシステム | あり |
| サーバー所在地 | NY4(ニューヨーク) |
| 自動売買(EA) | 利用可能 |
| 取扱商品 | FX、CFD、貴金属、株価指数、原油、暗号通貨 |
| 対応プラットフォーム | MT4・MT5 |
| 初回最低入金額 | 1万円 |
Raw Zero口座は、ThreeTraderが提供する2つの口座タイプ(Raw ZeroとPure Spread)のうち、「手数料型」に分類される口座です。
複数の流動性プロバイダー(LP)から集約された生のレートに、ほぼマークアップ(上乗せ)を乗せずに提供し、
その代わりに取引ごとに定額の手数料を課す設計になっています。
サービス・機能の詳細:Raw Zero口座の仕組みをトレーダー目線で読み解く
「スプレッド0.0pips」が実際に意味すること
Raw Zero口座のスプレッド「0.0pips〜」は、あくまで最良条件時の理論値です。
実際には流動性プロバイダーから供給されるレートの需給状況によって、瞬間的にスプレッドが開くこともあります。
ただし、Pure Spread口座のような固定的なマークアップが基本的に乗らないため、
市場が薄い時間帯を除けば、多くの時間帯で非常にタイトなスプレッドが期待できます。
手数料の実例計算
手数料は1ロットあたり往復400円(または2USD相当)です。
具体的な取引での実質コストを計算してみましょう。
例1:USD/JPYを1万通貨(0.1ロット)、1日5往復トレードするスキャルパーの場合
- 1回あたりの手数料:400円 × 0.1ロット = 40円
- 1日5往復:40円 × 5 = 200円
- 月20営業日:200円 × 20 = 4,000円
例2:USD/JPYを10万通貨(1ロット)、1日3往復トレードするデイトレーダーの場合
- 1回あたりの手数料:400円 × 1ロット = 400円
- 1日3往復:400円 × 3 = 1,200円
- 月20営業日:1,200円 × 20 = 24,000円
この手数料に、実際に約定したスプレッド分のコストを加算したものが、Raw Zero口座のトータル取引コストになります。
スプレッドがほぼゼロに近い分、コストの大半が「見える化された定額手数料」になるのがRaw Zero口座の特徴です。
Pure Spread口座との損益分岐点
Pure Spread口座はスプレッド0.5pips〜・手数料無料です。
USD/JPYを例に、1万通貨(0.1ロット)で1回取引した場合のコストを比較すると、
Pure Spread口座は約0.5pips(1万通貨あたり約50円)のスプレッドコストがかかる一方、
Raw Zero口座は手数料40円+実質スプレッド(0.0pips近辺なら数円程度)で収まる計算になります。
このケースではRaw Zero口座がやや有利ですが、差は決済単価やその時々のスプレッド状況によって変動します。
おおまかな目安としては、取引回数・ロット数が多い人ほどRaw Zero口座が有利になりやすく、
取引頻度が低くシンプルに計算したい人はPure Spread口座が管理しやすい、という整理になります。
ECN方式のメリットと注意点
ECN方式は、ブローカーが仲介する「呑み(ディーリングデスクを介した約定)」ではなく、
複数の流動性プロバイダーの注文を集約して直接マッチングさせる方式です。
これにより、ブローカーとトレーダーの間に利益相反が生じにくく、透明性の高い約定が期待できます。
一方で、市場が薄い時間帯(早朝や指標発表直後など)はスプレッドが一時的に拡大しやすい点には注意が必要です。
メリット:Raw Zero口座の強み
メリット1:実質コストが「見える化」される
手数料が定額であるため、「今月いくらコストを払ったか」を正確に把握しやすいのがRaw Zero口座の利点です。
スプレッドだけで完結する口座と違い、コスト管理を厳密に行いたいトレーダーに向いています。
メリット2:スキャルピングとの相性が良い
1日に何十回も取引するスキャルピングでは、スプレッドのわずかな差が積み重なって大きなコスト差になります。
Raw Zero口座の0.0pips〜という設計は、この積み重ねを最小化する方向に働きます。
メリット3:ECN方式による透明性
生の板情報に近いレートで約定するため、ブローカーとの利益相反を懸念するトレーダーにとって安心材料になります。
メリット4:大口ロットのトレーダーほど恩恵が大きい
手数料は定額(1ロットあたり)であるため、1回の取引ロット数が大きいトレーダーほど、
スプレッドマークアップ型の口座との差が広がりやすくなります。
デメリット:正直に指摘しておくべき弱点
デメリット1:少額・低頻度トレーダーには手数料が相対的に重い
取引回数・ロット数が少ないトレーダーの場合、定額手数料の負担割合が相対的に大きくなり、
Pure Spread口座のほうがトータルで有利になるケースがあります。
デメリット2:手数料計算がPure Spread口座より複雑
スプレッドと手数料の両方を意識する必要があるため、コスト計算がPure Spread口座に比べてやや複雑です。
特にFX初心者にとっては、口座残高の増減が「スプレッド由来」なのか「手数料由来」なのか、慣れるまで分かりにくい場合があります。
デメリット3:市場が薄い時間帯はスプレッドが開きやすい
ECN方式は流動性の薄い時間帯(早朝の窓開け直後や重要指標発表直後など)にスプレッドが一時的に拡大しやすい傾向があります。
0.0pips〜という表記を常時期待すべきではありません。
他社のECN・Raw系口座との比較
| 比較項目 | ThreeTrader Raw Zero | XMTrading Zero | TitanFX Blade | Exness Raw Spread |
|---|---|---|---|---|
| スプレッド目安 | 0.0pips〜 | 0.0pips〜(ただしXMは全体的にやや広め傾向) | 業界最狭水準 | 業界最�狭水準 |
| 手数料 | 400円/1ロット(往復) | 業者所定の往復手数料 | 業者所定の往復手数料 | 業者所定の往復手数料 |
| 最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍(ゼロ口座は500倍) | 最大2000倍 | 条件付きで実質無制限 |
| ゼロカット | あり | あり | あり | あり |
| サーバー所在地 | NY4 | 業者により異なる | 業者により異なる | 業者により異なる |
※本表は各社公式サイト・公開情報をもとにした一般的な比較であり、スプレッドや手数料は市場環境や時期によって変動します。
最新条件は必ず各社公式サイトでご確認ください。
ECN型の低スプレッド口座は、TitanFXのBladeやExnessのRaw Spreadなど各社が力を入れている領域です。
ThreeTraderのRaw Zero口座は、これらと比較しても手数料水準・スプレッド水準の両面で十分競争力のある設計だと言えます。
最終的な選択は、サポート体制やサーバーとの相性(約定スピードの体感)も含めて総合的に判断することをおすすめします。
向いている人・向いていない人
Raw Zero口座が向いている人
- 1日に複数回のスキャルピングを行うトレーダー
- 1回の取引ロット数が比較的大きいデイトレーダー
- 取引コストをスプレッドと手数料に分解して厳密管理したい人
- ECN方式による透明性の高い約定を重視する人
- EAによる高頻度な自動売買を行いたい人
Raw Zero口座が向いていない人
- 月に数回程度しか取引しない低頻度トレーダー
- 取引ロット数が小さく、手数料負担の割合が大きくなりやすい人
- コスト計算をできるだけシンプルにしたい初心者
- 早朝や指標発表直後など、スプレッドが開きやすい時間帯にも頻繁にエントリーする人
実際の使い方:Raw Zero口座の開設方法
ステップ1:口座開設フォームで「Raw Zero口座」を選択
ThreeTrader公式サイトの申込みフォームで、口座タイプの選択画面が表示されたら「Raw Zero口座」を選びます。
ステップ2:本人確認書類のアップロード
パスポートまたは運転免許証などの本人確認書類をオンラインでアップロードします。
ステップ3:MT4/MT5にログイン
発行されたログインID・パスワードで、デスクトップ版・モバイル版・Web版いずれかのMT4/MT5にログインします。
Raw Zero口座はECN方式のため、MT4/MT5の気配値表示で手数料明細も確認できます。
ステップ4:入金
初回最低入金額は1万円です。入金申請から約30分で口座に反映されます。
ステップ5:取引開始・手数料の確認方法
取引履歴(MT4/MT5の「口座履歴」タブ)では、スプレッド分の損益とは別に、手数料(コミッション)が明細として表示されます。
この明細を定期的に確認することで、実質コストを正確に把握できます。
よくある質問(FAQ)
- Raw Zero口座の手数料はいつ差し引かれますか?
取引の約定時に、ロット数に応じた手数料が口座から差し引かれます。
決済時にまとめて計算される形で明細に反映されます。
- スプレッドが本当に0.0pipsになることはありますか?
流動性が高い時間帯(ロンドン・ニューヨーク市場が重なる時間帯など)には、
主要通貨ペアで0.0pipsに近いスプレッドが表示されることがあります。ただし常時保証されるものではありません。
- Raw Zero口座とPure Spread口座は後から変更できますか?
口座タイプは開設時に選択する仕組みのため、別の口座タイプを利用したい場合は、追加口座を開設するのが一般的な方法です。
ThreeTraderでは最大5つまで追加口座を持てます。
- Raw Zero口座でEA(自動売買)は使えますか?
利用可能です。ECN方式の低スプレッド環境は、スキャルピング系のEAとも相性が良いとされています。
- 手数料はどの通貨で計算されますか?
1ロットあたり400円、または2USD相当という基準で案内されています。
口座の基軸通貨設定によって表示が異なる場合があるため、詳細は口座開設後のマイページや公式サポートでご確認ください。
- Raw Zero口座のレバレッジはPure Spread口座と違いますか?
いいえ、どちらの口座も最大レバレッジは1000倍で共通です。
- Raw Zero口座は初心者には難しいですか?
スプレッドと手数料の両方を意識する必要があるため、Pure Spread口座よりはやや複雑です。
ただし、取引履歴で手数料明細を確認する習慣をつければ、初心者でも十分に管理可能です。
まとめ
ThreeTraderのRaw Zero口座は、スプレッド0.0pips〜という業界最狭水準の設計に、
1ロットあたり定額の手数料を組み合わせたECN型口座です。
取引回数・ロット数が多いスキャルパーやデイトレーダーほど恩恵が大きく、コストを厳密に管理したいトレーダーに向いています。
一方、取引頻度が低い場合は、手数料負担が相対的に重くなるため、Pure Spread口座との比較検討をおすすめします。
自分の取引スタイルに合わせて口座タイプを選ぶことが、長期的なコスト最適化の第一歩です。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
FX・CFD取引にはレバレッジによる元本以上の損失リスクが伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。
ThreeTraderは日本国内において金融商品取引業を営んでおらず、日本の金融庁(JFSA)の登録・監督下にはありません。
本記事の内容は執筆時点の公式情報等に基づいており、条件は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。