- この記事でわかること
- 結論:「0.0pips」ではなく「1ロットあたり何円か」で比べる
- VT Marketsの取引コストの基本(公式情報)
- 手数料のpips換算:通貨ペアで違う
- 実質コストを円で比べる
- 第三者の実測値を参考にする
- 損益分岐の早見表:RAW ECNの平均スプレッドがいくつ未満なら有利か
- ケーススタディ:3人のトレーダーの月間コスト
- コストが期待値に与える影響
- コストを下げる5つの具体策
- 公式の数字と実測がずれる3つの理由
- スプレッド以外の実質コスト
- 国内FXとの比較の考え方
- 向いている人・向いていない人
- 実際の使い方:実質コストを自分で測る5ステッ
- 実質コストを記録する習慣が、最大の節約になる
- よくある質問(FAQ)
- Q1. 実質コストとは何ですか?
- Q2. RAW ECNとスタンダードSTPはどちらが安いですか?
- Q3. なぜクロス円だとRAW ECNの優位性が小さいのですか?
- Q4. 手数料6ドルは何pipsですか?
- Q5. 第三者サイトの実質コストはそのまま使えますか?
- Q6. スプレッドが一番狭くなる時間帯は?
- Q7. スプレッドが広がりやすい時間帯は?
- Q8. 月何ロット取引すればRAW ECNが得ですか?
- Q9. ゴールドの実質コストは?
- Q10. 手数料は円口座なら円で引かれますか?
- Q11. スワップは実質コストに含まれますか?
- Q12. PRO ECNにするとコストは下がりますか?
- Q13. ボーナスは実質コストに影響しますか?
- Q14. 国内業者より高いですか?
- Q15. 実質コストはどのくらいの頻度で見直すべきですか?
- Q16. 一番大事なポイントは何ですか?
- まとめ
この記事でわかること
- スタンダードSTPとRAW ECNの実質コストを「1ロットあたり円」で比較する方法
- 第三者サイトの実測スプレッド(EUR/USD・USD/JPY・EUR/JPY)と、その読み方の落とし穴
- 同じ6ドルの手数料が、クロス円では約0.9pipsになる理由(第三者の換算との違い)
- 月間ロット数別の円ベースのコスト試算と、乗り換えの損益分岐
- スプレッド以外に実質コストを左右する要素(スリッページ、スワップ、入出金、為替)
- 自分の口座で実質コストを測る5ステップと、保存して使える記録シート
- 向いている人・向いていない人、よくある質問16項目
本記事は2026年10月時点で確認できたVT Markets公式サイト(日本語・ASIA版)と、第三者サイトの公開データを基にしています。
第三者の実測値は計測時点・計測方法が異なり、現在の条件を保証するものではありません。
計算例の為替レートは、特に断りがない限り1ドル=150円の仮定値です。
結論:「0.0pips」ではなく「1ロットあたり何円か」で比べる
先に結論です。
- 公式の仕様では、スタンダードSTPはスプレッド1.2pips〜(手数料0ドル)、RAW ECNはスプレッド0.0pips〜+往復手数料6ドルです。
- EUR/USDなどの米ドルストレートでは、第三者の実測でも、RAW ECNの実質コストは約0.8〜0.9pipsで、
スタンダードSTPより低くなる傾向があります。 - クロス円では、手数料6ドルが約0.9pips(1ドル=150円)に相当するため、RAW ECNの優位性は小さく、
スタンダードSTPと同水準になる場合があります。 - コスト比較は、pipsではなく1ロットあたりの円に直すと、手数料の影響が見えやすくなります。
この記事の最大のポイントは、同じ「0.6pips」という手数料換算を、クロス円にそのまま当てはめてはいけないという点です。
VT Marketsの取引コストの基本(公式情報)
| 項目 | スタンダードSTP | RAW ECN |
|---|---|---|
| スプレッド | 1.2pips〜 (同ページのFAQでは1.4pips〜の記載もあり) | 0.0pips〜 |
| 取引手数料 | 0ドル | 6ドル(1ラウンドあたり) |
| 最低入金額 | 100ドル | 100ドル(FAQでは50ドルの記載もあり) |
| 最大レバレッジ | 最大1000:1 | 最大1000:1 |
| コストの出どころ | スプレッドに上乗せ(マークアップ) | スプレッド+手数料 (スプレッドの上乗せなし) |
| スワップ | あり | あり |
※公式ページ間で食い違いのある項目は、これまでの記事のとおり、開設画面の表示を最終基準にしてください。
公式FAQでは、RAW ECNは「取引コストはRawスプレッドと取引ごとの手数料に分けて表示され、
スプレッドを広げてコストを内包させる方式より内訳が明確」と説明されています。
手数料のpips換算:通貨ペアで違う
換算の公式
手数料のpips換算 = 手数料(ドル)÷ 1ロットあたり1pipの価値(ドル)
1ロット(10万通貨)あたり1pipの価値
| 通貨ペア | 1pipの価値(円・1ドル=150円) | 1pipの価値(ドル) | 手数料6ドルのpips換算 |
|---|---|---|---|
| EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD | 約1,500円 | 10ドル | 約0.6pips |
| USD/JPY | 1,000円 | 約6.67ドル | 約0.9pips |
| EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY | 1,000円 | 約6.67ドル | 約0.9pips |
クロス円は、1pipの価値が1,000円(固定)である一方、手数料は米ドル建てなので、円安が進むほど手数料のpips換算は大きくなります。
第三者の換算との違いに注意
第三者の計測サイトには、RAW ECNの合計コストを「スプレッド+0.6pips(手数料6ドル)」と、
通貨ペアを問わず同じ換算で計算しているものがあります。
EUR/USDでは正しい換算ですが、USD/JPYやEUR/JPYでは、1ドル=150円前後の水準で約0.9pipsになるため、過小評価になります。
たとえば、第三者サイトのUSD/JPYのRAW口座スプレッド0.30pips、EUR/JPY 0.42pipsに、0.6pipsを加えると、
それぞれ0.90pips、1.02pipsです。
しかし、1ドル=150円で手数料を0.9pipsとして計算し直すと、1.20pips、1.32pipsになります。
クロス円のコストを比較するときは、手数料のpips換算の前提を必ず確認してください。
実質コストを円で比べる
1ロットあたりの総コスト(仮定値:1ドル=150円)
スタンダードSTPのスプレッドは1.2pips、RAW ECNの平均スプレッドは第三者の実測を参考にした仮定値です。
| 通貨ペア | 項目 | スタンダードSTP | RAW ECN |
|---|---|---|---|
| EUR/USD | 平均スプレッド | 1.2pips | 0.2pips |
| 手数料の換算 | 0 | 0.6pips(900円) | |
| 合計(pips) | 1.2pips | 0.8pips | |
| 1ロットあたり(円) | 約1,800円 | 約1,200円 | |
| USD/JPY | 平均スプレッド | 1.2pips | 0.3pips |
| 手数料の換算 | 0 | 0.9pips(900円) | |
| 合計(pips) | 1.2pips | 1.2pips | |
| 1ロットあたり(円) | 約1,200円 | 約1,200円 | |
| EUR/JPY | 平均スプレッド | 1.2pips(仮定) | 0.4pips |
| 手数料の換算 | 0 | 0.9pips(900円) | |
| 合計(pips) | 1.2pips | 1.3pips | |
| 1ロットあたり(円) | 約1,200円 | 約1,300円 |
読み取れること
- EUR/USDでは、RAW ECNが1ロットあたり約600円安い。
- USD/JPYでは、両者は同水準。
- EUR/JPYでは、わずかにスタンダードSTPが安い場合もある。
月間ロット数別の円ベースの差額
| 月間ロット数 | EUR/USD(RAW ECNが安い額) | USD/JPY | EUR/JPY(RAW ECNが高い額) |
|---|---|---|---|
| 10ロット | 約6,000円 | 約0円 | 約1,000円 |
| 50ロット | 約30,000円 | 約0円 | 約5,000円 |
| 100ロット | 約60,000円 | 約0円 | 約10,000円 |
| 300ロット | 約180,000円 | 約0円 | 約30,000円 |
使い方:自分の取引の内訳(通貨ペアごとのロット数)に当てはめて、合計を出してください。
たとえば、月100ロットのうちEUR/USDが70ロット、USD/JPYが30ロットなら、
RAW ECNの節約額は、70×600円+30×0円=約42,000円です。
第三者の実測値を参考にする
公開されている第三者の計測データを整理します。計測時期・口座・換算方法が異なるため、傾向をつかむための参考としてお使いください。
計測データA(2025年前半に公開、RAW口座・スタンダード口座を計測)
| 通貨ペア | スタンダード口座 | RAW口座のスプレッド | RAW口座の合計(サイト換算:手数料0.6pips) | 手数料を0.9pipsで再計算(クロス円) |
|---|---|---|---|---|
| EUR/USD | 1.29pips | 0.19pips | 0.79pips | 0.79pips(同じ) |
| USD/JPY | 記載なし | 0.30pips | 0.90pips | 1.20pips |
| EUR/JPY | 記載なし | 0.42pips | 1.02pips | 1.32pips |
計測データB(2026年7月時点)
RAW ECN口座の手数料込み合計コストとして、EUR/USD 0.9pips、GBP/USD 1.0pips、AUD/USD 1.0pips、
USD/JPY 1.0pips、EUR/JPY 1.1pipsなどが掲載されています。
換算レートの前提は明記されていないため、クロス円は、手数料の換算方法によって数値が前後する点に注意が必要です。
読み取れること
- EUR/USDの実質コストは、およそ0.8〜0.9pips(RAW ECN)と、スタンダードSTPの1.2〜1.3pipsより低い傾向。
- USD/JPYは、手数料を円換算すると約1.0〜1.2pipsで、スタンダードSTPと同水準。
- 計測時点により、同じ口座でも0.1pips程度の差が出る。自分で測るのが確実。
損益分岐の早見表:RAW ECNの平均スプレッドがいくつ未満なら有利か
スタンダードSTPを1.2pipsとしたとき、RAW ECNが有利になるための平均スプレッドの上限です(1ドル=150円)。
| 通貨ペア | 手数料の換算 | RAW ECNが有利になる平均スプレッド |
|---|---|---|
| EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD | 約0.6pips | 0.6pips未満 |
| USD/JPY | 約0.9pips | 0.3pips未満 |
| EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY | 約0.9pips | 0.3pips未満 |
第三者の実測では、EUR/USDのRAW口座の平均スプレッドは0.2pips前後で、しきい値(0.6pips)を大きく下回っています。
一方、クロス円は0.3〜0.4pips前後とされており、しきい値(0.3pips)に近いか、わずかに上回る水準です。
クロス円で優位性が出にくい理由が、数字で確認できます。
ケーススタディ:3人のトレーダーの月間コスト
Aさん:EUR/USD中心のデイトレーダー(月80ロット)
- スタンダードSTP:80×約1,800円=約144,000円
- RAW ECN:80×約1,200円=約96,000円
- 差額:約48,000円/月(年間約57.6万円)
Aさんは、RAW ECNを主力にする価値があります。
Bさん:USD/JPYとEUR/JPYのスイングトレーダー(月30ロット)
- スタンダードSTP:30×約1,200円=約36,000円
- RAW ECN:30×約1,200〜1,300円=約36,000〜39,000円
- 差額:ほぼなし(スタンダードSTPがわずかに有利な場合も)
Bさんは、手数料の管理が不要なスタンダードSTPが合理的です。
Cさん:米ドルストレートとクロス円を両方取引(月100ロット:EUR/USD 60、USD/JPY 40)
- スタンダードSTP:60×1,800円+40×1,200円=約156,000円
- RAW ECN:60×1,200円+40×1,200円=約120,000円
- 差額:約36,000円/月
Cさんは、口座を使い分ける(EUR/USDはRAW ECN、クロス円はスタンダードSTP)選択肢もあります。
ただし、口座を分けると資金も分散するため、管理の手間とのバランスを考えてください。
コストが期待値に与える影響
コストは、勝率と平均損益に直接影響します。次の簡単なモデルで確認します。
- 1回の取引の平均利益:4pips(コスト差し引き前)
- 1回の取引にかかるコスト:スタンダードSTPで1.2pips、RAW ECN(EUR/USD)で0.8pips
| 口座 | コストが平均利益に占める割合 | コスト差し引き後の平均利益 |
|---|---|---|
| スタンダードSTP | 30% | 2.8pips |
| RAW ECN(EUR/USD) | 20% | 3.2pips |
差は0.4pipsですが、差し引き後の利益で見ると約14%の差になります。
短期売買ほど、コストの割合が大きくなることを意識してください。
コストを下げる5つの具体策
- 取引する時間帯を選ぶ:スプレッドが狭い時間帯(ロンドン・NYの重なる時間帯など)に集中する。
- 早朝・指標前後の取引を避ける:スプレッドが広がりやすい時間帯です。
- 通貨ペアごとに口座を使い分ける:米ドルストレートはRAW ECN、クロス円はスタンダードSTP。
- 指値注文を活用する:成行のスリッページを抑えられる場面があります。
- 無駄な取引を減らす:コストは取引回数に比例します。ルールに合致しない取引を省くのが、最も確実な節約です。
公式の数字と実測がずれる3つの理由
「0.0pips〜」「1.2pips〜」といった公式の数字と、実際に測った数字には、次の理由でずれが生じます。
- 「〜から」は最小値の表記:平均値や最大値ではありません。
スプレッドは常に変動し、最小値で推移し続けるわけではありません。 - 時間帯・相場環境で変わる:流動性が高い時間帯と、薄い時間帯では差があります。
指標発表時や早朝には、大きく広がることがあります。 - 計測方法が異なる:平均の取り方(時間平均か、約定ベースか)、サンプル期間、換算レートの前提で、
同じ口座でも数値が変わります。
したがって、公式の最小値でコストを見積もるのではなく、自分の取引時間帯の平均値と最大値の両方を記録して判断してください。
記録の習慣がつけば、ブローカーを乗り換えるときにも、同じ基準で比べられます。
スプレッド以外の実質コスト
「スプレッド+手数料」だけでは、実質コストは決まりません。次の要素も、総コストに含めて考えます。
| 要素 | 内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| スリッページ | 成行注文の約定価格のずれ。 有利・不利の両方向 | 約定ログを20回以上記録 |
| 指標時のスプレッド拡大 | 雇用統計などで一時的に大きく広がる | 最大スプレッドを記録 |
| ロールオーバー時のスプレッド | 早朝(日本時間6〜7時台)に広がりやすい | 時間帯別に記録 |
| スワップ | 持ち越しで発生。受取・支払の両方 | 銘柄仕様で確認 |
| 入出金コスト | 入出金手数料、為替コスト | 入出金ページで確認 |
| 為替コスト | 円→ドルの両替(円口座がない場合) | 銀行・決済会社のレート |
| ボーナスの条件 | 出金条件による機会損失 | 規約で確認 |
第三者の統計でも、月曜の早朝や平日のロールオーバー時間帯は、スプレッドが広がりやすい傾向が報告されています。
早朝に頻繁に取引する人は、時間帯別の実測が特に重要です。
国内FXとの比較の考え方
国内のFX業者は、USD/JPYの原則固定スプレッドが0.2銭(0.2pips)前後といった水準が一般的です
(業者・時間帯・キャンペーンで異なります)。1ロットあたり約200円相当のコストです。
| 比較軸 | VT Markets(RAW ECN) | 国内FX業者(参考) |
|---|---|---|
| USD/JPYの総コスト(目安) | 約1.0〜1.2pips (約1,000〜1,200円/ロット) | 約0.2pips(約200円/ロット) |
| 最大レバレッジ | 最大500倍 | 個人は最大25倍 |
| 資金保護 | ロイズ保険・補償基金(条件付き) | 信託保全が基本 |
| ボーナス | あり(条件付き) | 原則限定的 |
重要:クロス円中心で、レバレッジを使わない(または低い)スタイルなら、
取引コストだけを見ると国内業者のほうが有利な場合があるという点です。
海外口座の優位性は、高レバレッジ、商品の幅、ボーナス、手法の自由度にあります。
コストだけで選ぶのではなく、目的に合わせて比較してください。
向いている人・向いていない人
RAW ECNが向いている人
- EUR/USD、GBP/USD、AUD/USDなどの米ドルストレート中心で、月間取引量が多い人
- スキャルピングやEAで、1回あたりのコストを下げたい人
- コストの内訳(スプレッドと手数料)を把握して管理したい人
スタンダードSTPが向いている人
- クロス円中心の人(RAW ECNと同水準になりやすい)
- 取引量が少なく、手数料の管理が不要な口座が良い人
- 手数料の換算や記録を、できるだけ簡単にしたい人
どちらも向いていない人
- クロス円中心で、レバレッジをほとんど使わず、取引コストを最優先する人(国内業者との比較を推奨)
- 国内の信託保全や投資家保護を最優先する人
実際の使い方:実質コストを自分で測る5ステッ
STEP1:測る通貨ペアと時間帯を決める
メインで取引する通貨ペア(2〜3ペア)と、取引する時間帯(東京・ロンドン・NY)を決めます。
STEP2:デモ口座(または少額の実口座)でスプレッドを記録する
MT4/MT5のマーケットウォッチで「スプレッド」列を表示し、定時(例:1時間ごと)にスプレッドを記録します。
無料のスプレッド記録用のスクリプトやEAを使う方法もあります。最低でも1週間分を集めます。
STEP3:手数料を円換算する
手数料6ドルを、その時点のドル円レートで円換算し、1ロットあたり何円かを出します(例:1ドル=150円なら900円)。
STEP4:1ロットあたりの総コストを計算する
1ロットあたり総コスト(円)= 平均スプレッド(pips)× 1pipの価値(円)+ 手数料(円)
STEP5:口座タイプを比べる
スタンダードSTPとRAW ECNで、同じ計算をして、月間ロット数をかけた総額を比べます。
差額が小さいなら、手数料管理の手間が少ないスタンダードSTPを選ぶのも合理的です。
実質コストを記録する習慣が、最大の節約になる
最後に、私が23年間続けている習慣を共有します。
それは、毎月の取引コスト(スプレッド+手数料+スリッページ)を、損益とは別に集計することです。
- 月初に、前月の総コストを円で出します。
- 総利益に対するコストの割合を計算します(目安:3割を超えたら見直し)。
- コストが膨らんだ月は、取引回数・時間帯・通貨ペアのどれが原因かを振り返ります。
勝てる手法を探すことと同じくらい、コストを把握し、コントロールすることは、長く続けるうえで重要です。
口座タイプの選択は、そのための最初の一歩にすぎません。
まずは1か月、記録をつけてみてください。数字が見えると、取引の質が変わります。
コストは、自分でコントロールできる数少ない要素の一つです。
今日から、記録を始めましょう。小さな習慣が、長期の成績を支えます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 実質コストとは何ですか?
スプレッドと取引手数料を合わせた、1回の取引にかかるコストです。
スリッページやスワップなどを含める場合もあります。
Q2. RAW ECNとスタンダードSTPはどちらが安いですか?
EUR/USDなどの米ドルストレートでは、RAW ECNが安くなる傾向があります。
USD/JPYなどのクロス円では、同水準になる場合があります。
Q3. なぜクロス円だとRAW ECNの優位性が小さいのですか?
手数料が米ドル建て(往復6ドル)で、1ドル=150円なら約900円(約0.9pips)に相当するためです。
Q4. 手数料6ドルは何pipsですか?
EUR/USDなどでは約0.6pips、USD/JPYでは1ドル=150円のとき約0.9pipsです。
Q5. 第三者サイトの実質コストはそのまま使えますか?
計測時期や換算方法が異なります。
特にクロス円は手数料の換算方法で数値が変わるため、参考値として扱ってください。
Q6. スプレッドが一番狭くなる時間帯は?
一般に、流動性が高いロンドン時間とNY時間の重なる時間帯が狭くなりやすいです。実測で確認してください。
Q7. スプレッドが広がりやすい時間帯は?
早朝のロールオーバー時間帯、重要指標の前後、週明けのオープン直後などです。
Q8. 月何ロット取引すればRAW ECNが得ですか?
EUR/USD中心なら、月10ロットでも約6,000円、100ロットで約60,000円の差が出る計算です。ただし、実測スプレッド次第で変わります。
Q9. ゴールドの実質コストは?
ゴールドは1ロット100オンスで、往復手数料6ドルは1オンスあたり0.06ドルです。
スプレッドがドル単位で変動するため、手数料の比率は小さくなります。
実測で確認してください(契約サイズは取引条件ページで確認)。
Q10. 手数料は円口座なら円で引かれますか?
公式の口座通貨は、JPY、USD、EUR、GBP、AUD、CAD、HKDです。
Q11. スワップは実質コストに含まれますか?
持ち越しをする場合は含まれます。
スイングなど保有期間が長い場合は、スワップを含めて比較してください。
Q12. PRO ECNにするとコストは下がりますか?
手数料が往復2〜4ドルからに下がるため、コストは下がります。
Q13. ボーナスは実質コストに影響しますか?
出金条件や取引量条件がある場合、機会損失になる可能性があります。
条件を確認して判断してください。
Q14. 国内業者より高いですか?
USD/JPYなどのクロス円では、取引コストだけを見ると、国内業者のほうが低い場合があります。
海外口座の強みは、レバレッジや商品の幅などです。
Q15. 実質コストはどのくらいの頻度で見直すべきですか?
月1回、スプレッドと手数料の集計を見直すのがおすすめです。
相場環境が変わると、スプレッドも変わります。
Q16. 一番大事なポイントは何ですか?
「公式の最小スプレッド」ではなく、自分の通貨ペア・時間帯での、手数料込みの1ロットあたり円で比べることです。
まとめ
- VT Marketsの取引コストは、スタンダードSTP(1.2pips〜、手数料0)とRAW ECN(0.0pips〜+往復6ドル)で構造が違います。
- EUR/USDではRAW ECNが1ロットあたり約600円安くなる傾向があります。
- クロス円では、手数料6ドルが約0.9pipsに相当し、RAW ECNとスタンダードSTPは同水準になります。
- 第三者の実測値は、換算方法の前提を確認して使ってください。
- 最終判断は、自分の通貨ペア・時間帯での実測と、1ロットあたり円の計算で行います。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘や投資助言ではありません。
FX・CFD取引は元本を上回る損失が生じるリスクがあります。
取引条件は変更されることがあるため、最終的な判断は公式サイトの最新情報をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。