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前日のマーケットまとめ ピックアップ銘柄チャート付き

【2026/10/15相場まとめ】米PPIでも米金利が急低下|ドル円・金・原油・注目銘柄

昨日(2026年10月15日・木)の要点

  • 米PPI・小売売上高は強かったのに、米長期金利が急低下しました。
  • ドルは前日の18カ月高値から反落しました。
  • アジアの半導体株が暴落した一方、NYはダウ高でナスダックは横ばいでした。
  • 金・銀は反発し、WTIは大幅高でした。

為替:ドル指数は101.99まで下落

ドル全体の流れ

ドル指数は0.45%下落して101.99となり、前日に付けた18カ月高値から押し戻されました。
背景は、強い米インフレ・消費指標よりも、AIデータセンター関連株の急落に市場の関心が移ったことです。
9月の米PPIは約4年半ぶりの大幅上昇でした。
前月比1.3%、前年比6.3%で、ともに予想を大きく上回っています。

ドル円

ドル円は158.08円前後で、円は0.15%上昇しました。
米金利低下と株安でリスク回避の円買いが入りました。
日銀の小枝氏が「利上げに慎重すぎる必要はない」と発言したことも、円の下支えになった可能性があります。
158円台は介入警戒ラインとして意識されやすい水準です。
ただし、昨日は介入報道が出ていないため、あくまで私の見立てです。

豪ドル・ポンド・加ドル

  • 豪ドル:豪雇用が予想外に悪化し、AUD/USDは0.77%安の0.6919ドルとなりました。
  • ポンド:BOEのグリーン氏が利上げを主張し、ブリーデン氏は様子見を訴えました。
       方向感が割れて上値が抑えられたとされています。
  • 加ドル:原油の上昇を背景に、USD/CADは1.4170付近まで下落しました。

株式:アジアは暴落、NYは「ダウ高・ナスダック横ばい」

アジア市場

KOSPIは7.6%下落し、日経平均も5%近く下げました。日経平均は6日続落です。
個別ではサムスン電子が約10%安、SKハイニックスとキオクシアが11%超の下落でした。
TSMCも、過去最高益にもかかわらず2%下げています。

米国市場の終値

ダウは556.21ドル高の52,177.69ドル(+1.08%)、S&P500は7,744.06(+0.33%)、ナスダック総合は26,713.03(+0.08%)でした。
ダウは1カ月ぶりの高値です。セクター別ではヘルスケアが最強で、エネルギーが最弱でした。
原油高なのにエネルギー株が弱かった点は、ネタとして使いやすいです。

半導体株指数は7営業日連続で下落しました。
ただし昨日の下げ幅は小さく、ソフトウェア株の反発や押し目買いでナスダックは持ち直しています。

債券・Fed:10年債利回りは約1年ぶりの大幅低下

米10年債利回りは約10bp低下して5.089%となり、2025年8月以来の大きな下落幅になりました。
9月の小売売上高は前月比0.8%増で、予想の0.3%増を上回っています。それでも金利は下がりました。

利上げ観測は次の通りです。

  • CMEのFedWatchで、10月利上げの確率は27%(前日33%)でした。
  • LSEGのデータでは、10月は据え置きが約73%、12月利上げが約91%です。

つまり、市場は「10月は据え置き、12月に利上げ」を想定しています。

貴金属:前日の急落から反発

スポット金は約1.56%高の4,168ドル台、スポット銀は約3.24%高の57.3ドル前後でした。
金は14日に4,105.48ドルで引け、直近21営業日で最も低い終値でした。
反発の理由は、インフレ指標の強さより米金利とドルの低下のほうが、金に効いたことです。

テクニカルの目安(Kitco)は次の通りです。

  • 金:上値は4,161〜4,181ドルの抵抗帯、突破後は4,217ドルが次の目標です。
  • 銀:下値支持は55.41ドル、次が54.85ドルです。

原油・エネルギー:WTIが急伸してブレント差が縮小

ブレント12月限は0.1%安の105.92ドル、WTI11月限は3%高の97.97ドルで引けました。
材料は5つです。

  1. 米露の制裁緩和観測:米国がロシアの「影の船団」タンカーへの制限緩和を検討していると報じられ、ブレントを押し下げました。
  2. ホルムズ海峡のリスク:米中央軍は、今週ホルムズ海峡で沈没したコンテナ船がイランの飛翔体に攻撃されたと確認しました。
  3. 在庫の大幅減:EIAの米原油在庫は860万バレル減で、2月以来の大きさです。
  4. IEAの備蓄放出:IEA加盟国が、3月の協調放出の残り1億バレルを完了させると表明しました。
  5. ポジションの偏り:CTAのWTIポジションが9月以来で最大のロングになり、さらなる買い余地は限られるとの指摘があります。

ピックアップ銘柄(7つ)

区分銘柄選定理由
FXUSD/JPY158円台で、介入警戒と
米金利低下がぶつかる
FXAUD/USD雇用悪化で0.69台に下落。
次は0.69割れを試すか
FXUSD/CAD原油高と連動して
1.417付近まで下落
金属XAU/USD金利低下で反発。
4,180ドル前後の抵抗帯が焦点
エネルギーWTI原油+3%でブレントとの差が縮小。
100ドルが心理的節目
株Dell(DELL)終値は6.8%安。
バークレイズの格下げで、
AI需要の強さはメモリ価格の
上昇によるとの見方が出た
株Micron(MU)1.87%高の931.24ドルで、
年初来は約360%上昇。
半導体安の中での逆行高

補足として、Nvidiaは1.74%安の217.44ドル、Ciscoは3.35%安、Teradyneは5.18%安でした。

各銘柄チャート

チャートはVT marketsのWeb Trade(Trading Viewのチャート。最大5分割まで可能)

USDJPY1時間足
AUDUSD1時間足
AUDUSD1時間足
USDCAD1時間足
XAUUSD1時間足
原油1時間足
DELL1時間足
Micron1時間足

今日以降の注目点

  • 10/16:ウォーシュFRB議長のインタビューが予定されています。
  • 10/27〜28:FOMC。
  • 中東情勢:ユーラシア・グループは、戦闘が再燃すれば原油は110〜125ドルの水準に向かうと指摘しています。

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