日本国内のFX会社は通常1種類の口座しかありませんが
海外のFX/CFD会社は2種類以上の口座があることが主流です。
国内FX会社はスプレッドが狭く、海外FX会社は国内より広い設定となっています。
スプレッドが狭いことはトレーダーにとって良さそうですがメリットばかりではありません。
そして日本の取引環境は実は世界の主流とはかけ離れているのはご存知でしょうか?
この記事では日本と海外の取引環境の違いを比較しながら
EBC Financial Groupが提供するスプレッドが0.0pips〜取引できるPRO口座を紹介します。
日本市場は低スプレッドが主流だが、海外は広めなスプレッドが主流の理由
国内のFX会社を日本で流行る前からやっていた私にとって、その歴史を直でみてきました。
徐々にFX会社が増えてきたとき、まずおきたことはレバレッジ拡大でした。
当時、50倍くらい?最大100倍までが主流でしたが、ある一社が400倍を提供したことで
400倍が当たり前の状況に変化しました。
そして、400倍を提供する会社が増えてきたところでトレーダーのハイリスクトレードで破産したり
アービトラージなどが頻繁に行われたり、詐欺業社が増加したことでレバレッジ規制が起きました。
そこで次は差別化を図るためにスプレッドが段階を追って狭くなり、今のスプレッドに至ります。
レバレッジとスプレッドの変化は同時に起きていたような気もしますが
スプレッド競争に敗れた会社はM&Aで体力のあるFX会社に吸収されてしまいました。
今では新規参入がとても難しい状況になった日本のFX会社ですが、
既存の会社も油断はできません。それはスプレッドが狭いことによる収益の低下です。
そして広告費(キャッシュバックや食品などの特典プレゼント)の増加です。
収益が低下すると、それだけトレーダーに提供する環境が悪くなりやすく
スプレッドがほぼ固定状態であれば状況によって収益が落ちたり、マイナスになる可能性があります。
スリッページと呼ばれる注文発注時に指定した価格で約定できず、不利な価格で約定するなど
トレーダーにとってマイナスな面が発生しやすくなります。
もちろん海外FX会社にもスリッページは発生しますが、体感的に日本ほどではないような気がします。
それはなぜかというと、スプレッドが日本より広いため収益が多く、その分をシステム関連に投資でき、
スリッページが極力起きづらい環境が整えられているためです。
そして、日本と違い広告代理店を通さずに顧客獲得のための施策(IBやキャンペーン)を
自社で展開することで、浮いた広告費用を会社の経営基盤を整えたり、従業員の給料、
システムの安定性、諸外国、地域への展開に投資できるというわけです。
海外FX会社で低スプレッドを取引したい場合はECN口座を使う
海外FX会社でも低スプレッドはないの?と思われた方、ご安心ください。
どの海外FX会社でも低スプレッドで提供しているところはたくさんあります。
ECN方式と呼ばれる外付け手数料がある口座になります。
ECN方式って何?という方はこちらのリンクを参考にされて下さい。
こちらはインターバンクに直接注文を流すため、スプレッドが0.0pips~取引できる代わりに
外付けの手数料を徴収するものです。
EBC Financial GroupではPRO口座が該当します。
後述しますが、基本的には通常の口座よりも総取引コストが下がることが多いです。
また、一度に取引量が10Lot(100万通貨)以上を超える場合は、分割注文にならずに
一度に約定しやすくなります。(相場状況により異なる)
そのため大口トレーダーは取引コストが下がり、約定量も大きいECN方式の口座を好む傾向にあります。
EBC Financial GroupのPRO口座はどのようなものか
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STD口座 | PRO口座 | |
---|---|---|
スプレッド | 1.1pips~ | 0.0pis~ |
手数料 | 0 | 6USD/lot |
最大レバレッジ | 500:1 | 500:1 |
最小注文ロット数 | 0.01 | 0.01 |
最大注文ロット数 | 40 | 40 |
最低入金額 | 50USD | 5000USD |
ロスカット比率 | 30% | 30% |
指値注文の距離制限 | 5pips | 0pips |
両建て | 可能 | 可能 |
EAの使用 | 可能 | 可能 |
24時間日本語サポート | あり | あり |
お客様専属コンサルタント | あり | あり |
おすすめ対象 | 初心者〜上級者 | プロトレーダー、スキャルピング取引 |
1秒あたりの注文数:1000 | 平均執行速度:20MS |
データ通信安定率:98.75% | 流動性提供先:25機関以上 |
日本語サービス:24時間 | ECNスプレッド:0.0pips~ |
STD口座とPRO口座を比較すると、遜色ないと思われがちですが
以下の3つがPRO口座を選択したトレーダーにとって有利になります。
- スプレッド 0.0pips~(PRO口座)
- スキャルピングができる
- 指値注文の距離制限がない
特に指値注文の距離制限がないのはありがたいです。
制限があるともっとタイトに注文を発注したいのにできず、その分コストがかかります。
最適なポイントで注文をし、少しでもコストを下げたいならば外せないポイントです。
そしてPRO口座ではSTD口座では出来ないメリットがあります。
外付け手数料 6USD/Lot(10万通貨)がかかるが経費で計上可能!
PRO口座では6USD/Lot(10万通貨)がかかりますが、
こちらは確定申告の際、経費で計上が可能です。
スプレッド分は経費計上できないので、この点はPRO口座が有利と言わざるを得ません。
損失になっても手数料分は経費として計上できるため微々たるものかもしれませんが
取引回数、取引量がそれなりにある場合は結構な額を年間通してできます。
もし、ドル円が152.60の場合、1Lotあたり915円、0.1Lotあたり91.5円になります。
pips数に直すと0.915pipsとなります。
仮にドル円のスプレッドがSTD口座で1.3pipsの時、ECN口座が0.2pipsであれば1.115pips。
ECN口座の方が有利になります。
ECN口座でも相場状況によっては広がることがありますが、
そのような時はSTD口座でも同様に広がっているため差異は気にしないレベルなことが多いです。
先述したようにPRO口座では外付け手数料は経費申請できるので
利益から経費申請を引いて税金を申告できるならばPRO口座は有利と言えます。
他社比較
ECN方式の口座 実質スプレッド(日本時間夜10時計測) | EBC Financial Group | A社 | B社 |
---|---|---|---|
手数料 | 6USD/Lot | 6USD/Lot | 10USD/Lot |
USDJPY | 1.0pips | 1.0pips | 1.5pips |
EURJPY | 1.3pips | 1.5pips | 1.9pips |
GBPJPY | 1.5pips | 1.7pips | 2.0pips |
AUDJPY | 1.5pips | 1.6pips | 2.1pips |
EURUSD | 0.9pips | 0.9pips | 1.2pips |
GBPUSD | 1.0pips | 1.0pips | 1.6pips |
AUDUSD | 1.0pips | 1.5pips | 2.0pips |
USDCHF | 1.4pips | 1.6pips | 2.2pips |
USDCAD | 1.0pips | 1.4pips | 1.9pips |
XAUUSD | 1.9pips | 2.3pips | 2.8pips |
PRO口座はどのような人が使えば良いの?
EBC Financial GroupのPRO口座はどなたでも開設できます。
初心者であっても、上級者であってもPRO口座を開くことができるので
実際のトレード歴、損益などは関係ありません。
しかし、以下の条件があるため注意されて下さい。
・最低入金額:5000USD(76万円/1ドル152円計算)
この条件がクリアできるならPRO口座を使うとSTD口座よりも良い条件で
取引できる機会が増えてきます。
強いていうならば、
- 5000USD以上を入金することができる方(最低条件)
- コストを抑えたい方
- 経費を除いて20万円以上の利益を出せる方
- 一度に大量の注文を出せる方(100万通貨/10Lot以上|銘柄、通貨量にもよるので目安)
EBC Financial Groupは顧客資金の保護に力を入れている
PRO口座は前述したように初回入金が5000USD〜と高めに設定してあります。
そのためこの金額を海外のFX/CFD会社に預け入れるのは不安だという方は多いと思います。
しかしこの点はご安心ください。
ロイズオブロンドン(Lloyds of London)および米国保険会社エーオン(AON)
年間1,000万米ドルを超える専門職業賠償責任保険(PI保険)を契約しています。
このようにEBC Financial Groupは顧客資金の保護に特に力を入れているFX/CFD会社です。
そのため設立4年で400万人以上の顧客が取引する大企業になりました。
EBC Financial GroupのPRO口座はコスト面&税金面を考えてもお得!
レバレッジはSTD口座と変わらない500倍ですので
初回入金5000USDをクリアできるならば、PRO口座はコスト面でもお得です。
しっかり運用し、税金を申告する金額の利益(20万円以上)と外付け手数料による経費削減をするなら
PRO口座を選択した方が税金面でも断然お得です。
5000USDは日本円で約76万円(1ドル152円計算)なので、年間20万円以上の利益は難しくないと思います。
月2万円でもレバレッジ10倍以下、0.1Lot(1万通貨)で200pips程度を取れば良いため
スイングトレードで月3回トレードして利益にすることはコストを入れても十分すぎますし、
損失を加味しても現実的です。
コスト面、税金面を抑えながら利益を増やし、資産運用したい方はPRO口座にすると良いでしょう。
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別記事になりますが、後日PRO口座を使用した使用感などをまとめた記事を投稿します。
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