カリキュラム2の環境認識が理解でき、実践レベルまで出来ていないと
今回のトレンドの始まりを知る重要性をこのタイミングでやることが理解できるかと思います。
トレンドの始まりを知ることは、トレンドの終わりを予測できることに繋がります。
なぜならトレンドの始まりを知ることで、トレンドラインというトレンドの角度と時間が分かり
テイクプロフィットの候補が分かり、反転した動きを狙うことができます。
このカリキュラムでは最新のトレンド/チャネルライン理論を初公開して解説します。
トレンドの始まりとは何か
トレンドの始まりは単に最安値や最高値ということだけではありません。
値動きは必ずある条件から始まっています。
その条件とは以下の図です。
トレンドは全て最低3回の値動きを持っています。
この3回の動きを1つの波として考えることを最初に理解してください。
この3回の動きは通常戻り、押し目と呼ばれる動きになります。
戻り押し目の場合は、上下に値幅をあまり出さず、横に動くことが多くあります。
3回の動きにさらに2回の動きが加わると推進波と呼ばれる強い動きとなり
これが俗にいうトレンドを生み出す動きの最低構成になります。
動きのリズムとして、1-2-3(A)、3-4-5(B)という2つの動きになります。
(A)、(B)の動きによって、トレンドの始まり方が異なることはあまり知られていません。
それもそのはずで、3回の動きが1セットならば、そのセットごとに始まりがあるため
図で示すと以下のようになります。
最初の1〜3までの動きの場合は赤丸、3〜5の動きの場合は青丸が始まり(始点)になります。
この違いがわからずにトレンドラインを引くと、意識されない角度のラインが引けてしまい
過去の動きにも当てはまらないものになります。
これがトレンドラインが意識される/されないの要因となります。
そして、さらに細かくいうのであれば、上図のような小さな動き(赤ライン)があり
その中でトレンドの始まりがあるということが言えます。
この赤ラインの値動きの中にも同じような動きがありますが、細かく見なくて構いません。
そのような時は大体ヒゲ部分が該当するからです。
大事なことはこのような考え方をすることです。
トレンドの始まりからトレンドラインを引く
次にトレンドの方向を明確にし、トレンドがどこまで続くかどうか、どのタイミングで終わるかを
トレンドラインで明確にできます。
トレンドラインは将来的な価格の変化によるトレンドを視覚化するだけでなく
斜めに引いていることで時間も考慮した価格変化に対応できます。
トレンドラインを制するとは、トレードを制することにもなるため
トレンドラインの引き方はとても大切です。
そのために常に同じ基準で引く必要性があります。
トレンドラインの引き方
①起点を最初に決める(基本は終値に置く、ヒゲが長い場合はヒゲ先端に置くこともある)
②①より過去の動きで意識されていそうなポイントを探す
③トレンドラインによるトレンド転換
上図は前述したポイントのトレンドが始まるポイントに置いています。
上図は結果的に5回の動きをしているので、この引き方をしていますが、
最初の左の山を形成した段階では、安値を切り上げたところを起点にして引きます。
2つ目の山を超えた段階でトレンドラインを引き直して上図のようにします。
チャネルラインから目標値を導き出す
もう1つわかりやすい例を紹介します。
①の起点を決めます。
②の意識されていそうなポイントを探します。
このラインの角度が将来的に意識されそうと考えます。
この角度のラインをコピペしてそれぞれの安値や高値などに当てていきます。
チャネルラインとして値動きを考えることで値幅がわかります。
ピンク矢印を意識して同じ角度のラインを引いていきます。
緑矢印が意識されている部分です。
このようにして値幅を求めたり、起点の値幅に届かないことを踏まえて、
先に意識されて止まりそうなポイントを先に表示させておきます。
応用編
トレンドラインとは別に水平ライン、または水平帯(ゾーン)を引いて
このゾーンとラインの上下で動きが変わりそうだなと考えることもできます。
これは中級者以上の内容になるので、まずは上記の方法でトレンドラインを引けるように
練習することが必要です。
このあたりはまたカリキュラムとして組み込んでいきます。
次回のカリキュラム4では「トレンドの流れ」について書いていきます。
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