【FX】マレーチャネルの正しい使い方:8分割ラインで最強のピボットと決済点を導く

【FX】マレーチャネルの正しい使い方:8分割ラインで最強のピボットと決済点を導く Murrey Channels

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日本では紹介されていないけれど、海外で使われていて有効な指標はないかと
探しているうちに見つけたのが、Murrey Channels(マレーチャネル)という
マレー数学を用いたサポート/レジスタンスラインです。

Murrey Channels(マレーチャネル)とは20世紀前半のWDギャン(ギャンラインなどで有名)の
ギャン理論からインスパイアを受けて開発されました。

非常にシンプルで、全ての時間軸に適していることや
ピボットポイントに似た形状のため、理解しやすいのが特徴です。

「どこまで動いたら反転や反発してきやすいだろうか?」という疑問に
架空の基準で捉えることが出来ます。

取引手順やルールなども簡単で、すぐに使いこなせることが出来ますので
この記事を最後まで読んで、検証をぜひしてみてください。

記事の概要

  • テーマ: **Murrey Channels(マレーチャネル)**を使った、価格帯を8分割したピボットラインによるサポート/レジスタンス分析とトレード戦略。

  • ノウハウ: $0/8$から$8/8$までの各ラインの意味、期間設定(32/64/128)の目安、そしてラインを使った具体的な順張りエントリーと決済のポイント。

  • 目的: 相場がどこまで動いたら反発・反転しやすいかを客観的に判断し、トレードの精度を向上させる。

Murrey Channels(マレーチャネル)とは

Murrey Channels(マレーチャネル)はMurrey Math linesとも呼ばれます。
1995年にT・ヘニング・マレーにより考案・開発されました。
(Murrey Math linesが一般的)

“The Murrey Math Trading System For All Traded Markets.”という本の中で
紹介されたのが、始まりとされています。

その中でマリー数学の原則の1つに、「市場は似たような動きを強調する」ということです。
要は全ての市場で同じように動いているという前提の元に成り立っています。

Murrey Channels(マレーチャネル)は、価格を1/8分割にし、8/8まで遡ります。
もしそれ以上、それ以下に価格が動くと、オーバーシュート状態となり
新たな1/8ラインを3つ表示させます。

 

Murrey Channelsの表示/設定

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

JForex3では[インディケーターの追加]→[Momentum Indicators]
→[MURRCH2]を選択します。

 

MurreyMathlines.MurreyChannels/Trading View

Trading Viewでは[インディケーター]→[murrey]と検索窓に打ち込む
→[Murrey lines v1.0.0]を選択。

設定

Murrey Channelsはトレードスタイルによって適性な期間設定が必要です。

・スキャルピング(1分足/5分足)
 期間設定:32

・デイトレード(15分足〜日足)
 期間設定:64

・スイングトレード/ポジショントレード(週足〜月足)
 期間設定:128

時間枠によって適性な期間が違いますが、それぞれが2倍の期間になっているだけです。
JForex3では初期設定が[90期間]のため、15分足以上を使う方は[64期間]に直して
おきましょう。

Trading Viewは先のインディケーターでは[64期間]が初期設定になっています。

各ラインの意味

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

・[+3/8]–反転を急かされるポイント
・[+2/8]–極端なオーバーシュート状態、いつでも反転可能
・[+1/8]–オーバーシュート状態
・[8/8]–究極のレジスタンス/上回ると買われ過ぎの状態
・[7/8]–止まったり反転するには弱い場所
・[6/8]–強いピボットレベルの反転
・[5/8]–トレーディングレンジの上部
・[4/8]–主要なサポート/レジスタンス ピボットポイント
・[3/8]–トレーディングレンジの底
・[2/8]–強いピボットレベルの反転
・[1/8]–止まったり反発するには弱い場所
・[0/8]–究極のサポートライン/下回ると売られ過ぎの状態
・[-1/8]–売られ過ぎの状態
・[-2/8]–極端な売られ過ぎの状態、いつでも反発可能
・[-3/8]–反発を急かされるポイント

[8/8][0/8]
一番強いサポート/レジスタンスライン。

[7/8][1/8]
突然大きく早く動いたときにこの線で止まる場合、価格はすぐに反転/反発する。
価格が止まらない場合は[8/8]または[0/8]に動く。

[2/8][6/8]
[4/8]を中心に動く場合、[2/8]~[4/8]、[4/8]~[6/8]を動く。

[5/8]
全ての動きの40%は[3/8][5/8]で推移する。
価格が[5/8]で10~12期間変動する、または動かなくなった場合、
ポジションを売ろうとするゾーン。(またはすでに売っているゾーン)

[3/8]
上昇トレンド中にこのラインを下回る場合、価格が上回るのが難しい。
上昇トレンドでこのラインを超えて10~12期間変動したときの40%は
[3/8][5/8]の間で推移する。

[4/8]
サポート/レジスタンスラインの重要なライン。
売りや買いのエントリーレベルに非常に適している。
価格が[4/8]を超える場合は強力なサポートラインとなり、
[4/8]を抜ける場合は強力なレジスタンスラインとなる。

 

Murrey Channelsのトレード戦略

Murrey Channelsのトレード方法は2つあります。
実際のチャートを例にして解説していきますが、それぞれトレードの精度を上げる方法もあるので
全て該当しなくても良いので、なるべく条件を見つけるようにしてください。

なお、損切り(ストップ)の設定にルールはありませんので、
直近のサポート/レジスタンスラインか、1つ下(または上)のラインに置くのがベストです。

・[1/8]で買い、[4/8]で決済/[7/8]で売り、[4/8]で決済

この方法でトレードの成功を上げるために3つことを確認します。

⑴[3/8]より下で推移、[5/8]上で推移している。 
⑵[1/8]でダブルボトム/トリプルボトム/[7/8]でダブルトップ/トリプルトップがある。
⑶[1/8]に高値からの安値(higher low)/[7/8] に安値からの高値(lower high)がある。

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

⑴[3/8]より下で推移している。
⑵[1/8]付近でダブルボトムを形成した。
⑶[1/8]上にダブルボトムを作った高値からの安値(higher low)がある。

3つの条件を全て満たしたので[1/8]で買い、[4/8]で売るというトレードの
確度が上がった状況です。

 

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

⑴[5/8]より上で推移している。
⑵[7/8]付近でダブルトップを形成した。

⑶の条件は満たしてませんが2つの条件が揃ったので
[4/8]へ向かってのショートを計画出来る状況です。

・[0/8]で買い、[2/8]で決済/[8/8]で売り、[6/8]で決済

この方法にはトレードの確率を上げるフィルターはありませんが
結構な頻度でトレードする機会があり、利益率も高いです。

 

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

[0/8]で買い、[2/8]で無事に決済出来た状況です。

 

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

[8/8]で売り、[6/8]で無事に決済出来た状況です。

 

まとめ

Murrey Channels(マレーチャネル)はいかがだったでしょうか?

個人的にはオーバーシュートの目安がわかるのは便利だと思いました。
それ以外は可もなく不可もなくというところでしょうか。

 

Murrey Math lines/Murrey Channels/マリーチャンネル/マリー数学ライン

Murrey Channels(マレーチャネル)単体で使うのは結構ハードなので
トレンドラインやオシレーターを使ってダイバージェンスなどを確認してから
トレードを開始するのがベストだと思います。

基本的にMurrey Channels(マレーチャネル)は値動きの動く方向にトレードをする方法のため、
各ラインで逆張りという方法で使わないことに注意しましょう。

エリオット波動を実践用にまとめた手法レポートを持っておくと便利!

裁量トレードをシンプルに!エントリー、リスクリワードを高められる取引方法

執筆者
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花社あきら(はなやしろ あきら)|FX歴21年の専業トレーダー兼テクニカル分析研究家。

2003年から21年以上にわたり外国為替市場に携わってきた専業トレーダー。
エリオット波動理論・ローソク足分析・チャネル&トレンドラインを軸にした、
再現性の高いトレード戦略と実践的なチャート分析を発信。

これまでに、FX会社とのタイアップ実績11社以上、
FX専門誌掲載7回/金融WEBメディア掲載・寄稿3回/投資ラジオ番組出演2回 など、多数の露出・執筆経験あり。

また、Doo Prime(日本事業開拓マネージャー兼ブランドアンバサダー)、
Errante(マーケットクリエイター兼コンテンツライター) を歴任し、
国内外のFX市場やブローカー業界の最新動向にも精通している。

2024年10月よりフリーランスに戻る。

投資メディアの執筆・監修・講座制作・FX会社とのコンテンツ提携などのご依頼を承っています。

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