【読むのは3分、書くのは1時間半、毎朝のルーティン】
今日のトレード戦略の時間です。
ここでは毎朝、前日の通貨強弱、前日の主要通貨ペア変動、投資家センチメント、
USDJPY(ドル円)、US10Y(米国債10年利回り)、US2Y(米国債2年利回り)、
ドルインデックス、前日の通貨強弱から選ぶ今日の注目通貨ペアNo.1,No.2,No.3の分析と
トレード戦略をエリオット波動とチャネルラインを使って、トレーダー目線で考えています。
朝の時点での戦略なので、夕方以降は適さない可能性がありますが
基本的な考え方や分析はブログ記事やタイアップ特典のレポートに書いてあることがベースです。
現在の相場で迷ったときは参考にされてください。
今日のサマリー
・円全面安の影響で円はさらに上昇の可能性
・AUD,NZD,CADの資源国通貨の上昇に注目
・CHFのネットショート増加に警戒
・USDは円以外で弱く、ドルストレートの上昇は継続か
前日の要人発言
黒田日銀総裁
「日本経済はしっかり安定的成長続ける見込み。緩和的金融環境維持がその背景」
「賃金上昇を伴う形での物価上昇実現のために金融緩和継続」
「本年もインフレや感染症の動向など不確実性ある」
ホワイトハウス
「13日にバイデン大統領と岸田首相がホワイトハウスで会談」
「日米首脳は、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画やロシアの対ウクライナ戦争を協議する」
「日米首脳は、自由で開かれたインド太平洋の推進に向け努力」
岸田首相
「春闘でインフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」
「賃金を毎年伸びる構造を作る」
「1月9日から仏・伊・英・加・米を訪問予定」
「中国本土からの入国者検査を強化する」
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「インフレがピークを迎えたと確信できるまで、少なくともあと数回は利上げを続けることが適切」
「FRBは目標金利を維持すべきであり、金利水準は5.4%になると見込む」
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
「当局者はインフレリスクを重要なファクターとして認識」
「金融環境の不当な緩和を警戒」
「当局者は両面リスクのバランスをとる必要性を強調」
「当局者はインフレがより持続性があると認識」
「当局者は政策の柔軟性の必要性を強調」
「当局者は利上げ減速により、インフレと雇用の進捗状況を評価できるようになると認識」
「当局者はインフレが持続的な下降経路にあると確信するには、大幅に進展した証拠が必要であると強調」
「2023年にFF金利の引き下げ開始が適切になると予想する当局者はいなかった」
「当局者は引き続き、FF金利の継続的な引き上げが適切であると認識」
「当局者はインフレ率を委員会の目標である2%に戻すことへの強いコミットメントを再確認」
前日の通貨強弱
最強通貨:AUD 最弱通貨:JPY
AUDは「中国当局が豪州産石炭輸入の禁止巡り部分的解除を協議」で1日中上昇を維持。
NZDも欧州時間以降は上昇を強めていった。
JPYはNY時間以降に下落を強め最弱通貨となりました。
前日の主要通貨ペア変動
クロス円は1%強の上昇、2%以上の上昇も資源国通貨にはあった。
USDJPYは1%には僅かに届かなかった。
AUDUSDは1%強の上昇。ドルストレートではUSDが全面安になった。
センチメント
参考データ:DailyFX
USDCHFのネットロングが85.79となったことで、下落に備えておきたいです。
EURCHFもネットロングが67.05と過半数を越えているため、下落に備えておくと良いです。
USDJPY
データ:フィリップ証券
チャート:Trading View
1st. Check Point!
上昇の動きが強まって最初の上昇ポイントに到達しました。
この動きで上昇が止まる可能性も考えられますが、もう一段上を目指す動きも考えたいところ。
上昇時は133.20-30のターゲットも事前に想定しておきたい。
2nd. Check Point!
75EMA、200EMAの上で推移していますが、200EMAの下に75EMAがあることから
この位置関係にも注目です。75EMAが上向きで上昇を続けても200EMAが上向かない限りは
上昇を続けてくる動きが出づらいことを意識しておきます。
US10Y(米国債10年利回り)/US2Y(米国債2年利回り)
チャート:Trading View
US10Yの下落傾向は依然として変わりません。200EMAの下に75EMAが入ったことで
下落傾向が強まる可能性が出てきています。このまま下落が続くか、フラット気味になるかを
今日以降注目していくことになります。
US2Yは上昇する可能性も出ていますが、4.4%を明確に越えない限りは揉み合う傾向も
考えておきたいです。また、下落時は4.3%前後で止まるかに注目です。
ドルインデックス
チャート:Trading View
短期下降ライン(黒)を上回れば上昇していく可能性が高まり
104.92を目指す動きが出てくると思われます。
しかし、短期上昇チャネルライン(青)下限を下抜けると、上昇が終わった可能性を考えていきます。
103.888を抜けてくるとさらにさらに下の103.46付近をターゲットに考えたいところ。
前日の通貨強弱から選ぶ今日の注目ペア No.1 AUDJPY
データ:フィリップ証券
チャート:Trading View
1st. Check Point!
強い上昇となったことで短期的なトレンド転換となりました。
黄色ゾーンで下落がサポートされると、さらに上昇を試す展開が出てくると思われます。
さらに短期下降ライン(黒)を越えた場合は上昇を続けやすく、
91.05を越えて91.20-60のゾーンを目指してくるかに注目です。
2nd. Check Point!
75EMAが綺麗に上向きに転換していますが、200EMAの下で推移していることや
乖離が大きくなっているために下落か、もみ合いで時間調整する可能性を考えておきます。
前日の通貨強弱から選ぶ今日の注目ペア No.2 USDCHF
データ:フィリップ証券
チャート:Trading View
1st. Check Point!
下落が強まり往って来いの状況になりました。
この下落が続く可能性を考えたいことやセンチメントでもネットロングが大きく偏っているため
下落しやすい状況であることも考えておきましょう。
短期上昇チャネルライン(黒)下限を抜けた場合は0.92530を目指す動きや
短期上昇チャネルライン(青)下限を抜けてくるかに注目です。
この動きで下落推進波5波となることから、非常に重要な動きと考えられます。
戻りが入りながらダウントレンドとなるかにも今後は注目になります。
2nd. Check Point!
200EMAの上に75EMAがあるので、まだ上昇を維持する可能性があります。
0.93100-350を意識した上昇が出てくることも考えておくようにしましょう。
前日の通貨強弱から選ぶ今日の注目ペア No.3 GBPJPY
データ:フィリップ証券
チャート:Trading View
1st. Check Point!
円全面安の影響を受けて上昇が強まっており、まだ上昇が収まったとは言えません。
下降チャネルライン(青)上限で反発上昇してくるならば161.00前後を目指す動きが出てきそうです。
センチメントではネットショートが僅かに上回っていることから、
上昇を続けることを前提に考えておきたいですが、158.00-20へ下落する可能性も想定しておきます。
2nd. Check Point!
200EMAの下に75EMAがあることから、まだ上昇が本格化したとは言えません。
また、75EMAと価格との乖離があることで、時間調整で下落継続かもみ合いに入ることも
考える必要があります。
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