米国時間 金曜日15時30分にCFTC(米先物取引委員会)が発表するシカゴIMMポジション。
日本時間では「土曜日4時30分(冬時間だと5時30分)」に発表されるため
週末の時間を使ってゆっくりとデータを分析することができます。
今週から主要通貨全てのシカゴIMMポジションのグラフと動向コメントを更新していきます。
JPY
円ロング27,380枚(前週比-6,738枚)、円ショート97,275枚(前週比-9,295枚)
投機筋の売り越しは69,895枚(前週比+16,033枚)
円ショートが積み上がっている状態だが、週末にかけてドル円の利益確定もあった可能性があり
円ショートは減少する可能性がある。円ロングは増加は限定的だろう。
円ショート優勢のため、上昇していく可能性は高そうだ。
EUR
ユーロロング209,058枚(前週比+1,195枚)、ユーロショート121,912枚(前週比+3,106枚)
投機筋の買い越しは87,146枚(前週比-1,911枚)
ユーロロングが減少し、価格も減少していることからユーロロングの解消がメインだろう。
ユーロショートも微増しているため、さらに増えるならばユーロドルは下落していく可能性がある。
GBP
ポンドロング51,596枚(前週比+151枚)、ポンドショート33,873枚(前週比+355枚)
投機筋の買い越しは17,723枚(前週比-204枚)
ポンドの買い越しは依然として多いが、ショートポジションが増えてきていることから
増加具合によってはポンドドルは下落してくる可能性を孕んでいる。
AUD
豪ドルロング48,824枚(前週比-7,309枚)、豪ドルショート66,624枚(前週比-7,084枚)
投機筋の売り越しは17,800枚(前週比+225枚)
豪ドルショートが徐々に増えており、直近ではダブルトップからのネックライン抜けという状況から
ショートポジションが増えやすい状況となってる。もしそうなれば豪ドル米ドルはさらに下落幅を
拡大させてきそうだ。
NZD
NZドルロング19,914枚(前週比-7,309枚)、NZドルショート16,790枚(前週比+905枚)
投機筋の買い越しは3,124枚(前週比-162枚)
価格は下落中であり、ロングのネットポジションは下落傾向が続いている。
価格はダブルトップを作っていることから下落してくる可能性が高まっている。
ショートポジションが増加傾向にあるため、さらに増加すれば下落しやすそうだ。
CHF
スイスフランロング18,941枚(前週比-2,039枚)、スイスフランショート7,876枚(前週比448枚)
投機筋の買い越しは11,065枚(前週比-2,487枚)
買い越しポジションは多いが6月29日時点では減少傾向にある。
ショートポジションが増加傾向になっていることから、このまま増加してくるならば
買い越しポジションの減少も考えられる。ロングポジションの減少具合にもよるが
ロングポジションの減少が継続するならば、ドルスイスは今後上昇してくる動きを見せるだろう。
CAD
カナダドルロング68,301枚(前週比-773枚)、カナダドルショート22,500枚(前週比-3,349枚)
投機筋の買い越しは45,801枚(前週比2,576枚)
ロングポジションが6月1日をピークに減少を続けている。ショートポジションも減少を続けている。
買い越しポジションが今回増加していることから、ドルカナダはもう一度下落する可能性を
考えた方が良いだろう。
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