今週は高値をつけてきた動きを確定させる動きとなった。
週後半には高値からの下落を戻してくる場面となったが、テクニカル的要因、英米の金利の動き、インデックスから
GBPUSDの上昇は限定的で、今後は下落してくる可能性が高そうだ。
今週もGBPUSD、金利、インデックス、IGクライアントセンチメントを用いて解説していく。
GBPUSD
木曜日の下落によって「V」の頂点を確定させたが、その後は大きく戻してきている。
しかし4波の副次波5の動きはダイアゴナルトライアングルであることから
高値を更新してくる可能性は低いと思われる。
1時間足では1月28日~2月1日の動きもダイアゴナルトライアングルであり、
かつ5波目が3波を上回らないフェイラーの動きであることからも高値更新はないと思われる。
週末の動きは雇用統計があったがほとんど反応せず、テクニカルに忠実な強い上昇となった。
その上昇も5波動目を終えて「c」を作り、「B枠」を確定させた可能性を考えたい。
週末に何事もなければ「B」に引いたラインを試す展開となり、抜けてくれば下落していく動きが出てくるかに注目したい。
別カウントバージョン(19:00追記)
このようなカウントもできるため、このカウントでも考えておくようにしておきたい。
IGクライアントセンチメント
センチメントはネットショートが優勢となり、上昇を後押しする可能性がある。
ポジショニングではネットショートとネットロングが反対方向に開いているため
上下どちらにも動きやすい展開になりそうだ。
ドルインデックス-ポンド指数(インデックス)比較
金曜日に陰線包み足となったことから下落してくる可能性が高まっている。
これにより(C)を完成させたとなると修正(4)波を完成させたことにもなる。
(3)-(B)を結んだ赤ラインを割ってくると下落が進みやすい状況となるだろう。
その時は(5)を形成する5波動の動きを考えていくことになる。
しかしまだ赤ラインの上であることから再度上を目指す可能性は残っている。
高値更新できずからの下落の動きを考える方が得策だろう。
今週末の動きは窓を開けて上昇してきた強い動きであった。
この窓を埋めるような形で下落していくかに注目していくことになる。
金利比較(英国債10年利回り-米国債10年利回り)
1.184を超えてくる動きが出たことで「iv」からの副次波3が生まれた。
ここからはさらに上昇してくる可能性を秘めており、1.276を超えてくる可能性が高い。
それにより黄枠2の副次波3を完成させ、調整下落の動きが入ってくると予想する。
3波構成の拡大型トライアングルの上限に到達して押し戻されている状況だ。
この動きにより今後は0.32-38付近を意識した調整が入りやすくなってくると思われる。
まとめ
英米の金利が逆の動きをとる可能性が高まっているため、米金利上昇によってドルが買われる状況となれば
GBPUSDは下落してくる可能性が高いだろう。
GBPUSDのテクニカル要因としても下落する可能性が高まっていることから
調整下落の修正C波のベースが出来上がり、長い下落の3波目の初動が来週以降出てくると予想する。
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