GBPUSD
動きがほとんど見られず上昇傾向を保ちながらのもみ合いとなった。
まだ上目線は変わらないが来週は2月の月初めであることから動きをつけてくる可能性がありそうだ。
日足のエリオット波動のカウントだが、「4」の部分は新たなトレンドの起点である「0」の可能性を付け加えておきたい。
その理由として、2020年9月16日高値を更新した10月9日の反転時に3波目の上昇で更新しているからだ。
つまりそれまでの動きは3波構成ということになり、3波構成である1つの波ができたということは修正波の動きであるということになる。
つまり、今の動きは週足レベルで見たときの戻りであるといえる。
時間枠が前後してしまうが週足を見ていくとそれがわかる。
週足レベルでは修正波の流れであり、(C)を形成中の3波が終了し、4波目を形成している。4波目は修正波の動きであり、週足の修正波の修正波であることが言える。
月足レベル、週足レベルで大きな下落の調整波のパターンとなっている。
上図の(A)~(C)は(1)~(3)(後に(4)(5)と連続した下落へ)となる。
つまりこれで日足は修正波の動きの特徴であることが言えるだろう。
あとはどのチャートパターンになるかということになる。
この答えは容易であり、難しくもあるがエンディングダイアゴナルになるだろうと予想する。
その理由として修正波のパターンとして最初に3波構成で終えたものの次は3波構成となり、
その次の波のパターンは3波構成か5波構成となる。しかし5波構成はフラットパターンでのみ起きることから
次の動きは3波構成であることが予想されよう。
そうなると上図日足の青ラインのようなエンディングダイアゴナルとなり、上昇の最終局面であると言えよう。
通常5波目の動きはそれまでの3波構成の高値(上昇トレンドの場合)を結んだラインを超えることが多いため、
現在の状況はすでにそうなっている。
つまり、今の動きは5波目の1波目(ⅰ)と2波目(ⅱ)を終え、最後の3波目(ⅲ)を形成中である。
その3波目(ⅲ)の5波目を作っている動きとなる。
その動きを1時間足で確認すると3波目形成中の1波を形成し終え、2波(②)を作る動きとなっている。
1時間足ではリーディングダイアゴナルとなっており、先ほどのエンディングダイアゴナルと形は似ているが、
こちらは5波構成で全てできているのが特徴だ。
つまり少なくとも5波構成がこの後できる余裕があり、残されているのは3波ー5波の動きだけである。
来週は③-⑤の動きを作り、3波目を作ってくるかに注目していきたい。
IGクライアントセンチメント
センチメントではネットショートが増加中であることからGBPUSDは上昇しやすい傾向にある。
ポジショニングではネットロングが減少し、ネットショートが増加中であることから
こちらでもGBPUSDは上昇傾向にあると言えよう。
ドルインデックス-ポンド指数(インデックス)比較
ドルインデックスは長期的に5波動目を形成中であることがわかる。
現在は4波の修正波の段階であるが、その動きもそろそろ鈍りそうな傾向がある。
まだ上昇してくることが予想されるが90.951を超えてくる可能性は低いだろう。
ポンド指数もGBPUSDの日足と同じように考えていくとエンディングダイアゴナルと予想される。
現在は5波目形成中であり、その中の1波を終えて3波を形成している動きだろう。
金利比較(英国債10年利回り-米国債10年利回り)
米国債10年利回りを見ていく。
黄枠2を起点とした(左端)3波目を意識した上昇トレンドを形成している。
現在は副次波「1」と「2」を形成し、副次波「3」の動きを作る動きとなっていると思われる。
副次波3の副次波「ⅰ〜」が今の動きを作っており、「ⅳ」を形成し終えた可能性がある。
「ⅴ」を作る動きが直近の動きであるため、さらにその副次波「1~5」の「4」がどこで止まり
「5」の上昇とつながるかが来週の焦点になるだろう。
英国債10年利回りを見ていく。
こちらは大きな動きはないものの戻りを終えて上昇してきているため、
0.367を超えた上昇となり3波目を作ってくる可能性を示唆している。
まとめ
GBPUSDが上昇しづらい状況はエリオット波動のカウントから導き出されるチャートパターンから推測される。
エンディングダイアゴナルとなれば大きな下落に繋がってくることになるため
2月が上昇の上限を決める動きとなり、3月以降はダウントレンドに変化していくかが中期的な焦点になるだろう。
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