今週の取引履歴&パフォーマンス |IG証券提供 ProRealTimeチャート
IG証券のProRealTimeでは取引履歴やパフォーマンスを詳細に分析してくれる機能があります。
今回からこの機能を使って取引履歴を公開し、月末の報告はこの形式に統一します。
先週(第1週)は111.3pipsの利益で終了しました。
利益:期間内の総獲得Pips、Abs Perf(%):1回のトレード獲得Pips
今週は週末間際に反発上昇を取れたので、微損(-0.6pips)で終えることができました。
しかし今週は利益の取りこぼし(含み益が大きく出たのに戻されて決済されたケース)が150pips以上。
この辺りの取りこぼしを減らすために、エリオット波動のフィボナッチ比率を使ったものを取り入れました。
そのおかげでラストのトレードは底値からの上昇をうまくとり、週末リスクを避けるためにポイント近くで決済できました。
先週、今週の総合的な取引パフォーマンスです。
取引回数は17回と2週続けて同じですが、利益と損失のトレード回数が真逆でした。
ポジション保有時間が長くなると損失が増えるという記事が海外でありましたが、まさにそれを体現したかのようです。
ただ含み益の取りこぼしが多かった今週のトレードなので、一概には言えません。
最後に取引明細の概要のまとめです。
総パフォーマンスでは図では日で表していますが、1時間、1週、1月など時間帯や週、月ごとに分析できるので
自分が利益が出やすい時間帯、週、月などを分析していくと、もっと戦略的なトレードができます。
GBPUSD(ポンドドル)
月足では((Ⅲ))の長い波動を作っている最中と思われます。
その副次波青文字(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)となり、(Ⅱ)が単調な動きだったことから(Ⅳ)は複雑な動きになりやすいため
フラット、今回は拡大型フラットかランニングフラットになったと推測できます。
(a)(b)と完成し、(c)は(a)の高値付近まで接近。ランニングフラットであればここで終わりですが
この辺りを時間枠を落として見ていきます。なおアリゲーター(インディケーター)は強い上昇を示唆。
週足ではアリゲータがしっかりと三本綺麗に並んでいることから上昇トレンド継続中であることがわかります。
このアリゲーターを明確に抜けてきたところがⅠ(後述)、押し目をⅡ(後述)としてから上昇と推測できます。
青文字(c)は5波動であることから(フラット系パターンであるなら)あともう1波残しています。
次の上昇は青文字(a)を超えてくる可能性が出ているように思えます。
日足では赤文字Ⅰ〜Ⅴのダイアゴナル始動で次の上昇が繋がりました。(青文字(Ⅰ)(Ⅱ))
青文字(Ⅲ)を完成させ、青文字(Ⅳ)を形成中の可能性があると見ています。
この青文字(Ⅳ)は青文字(Ⅰ)に重ならないことが基本条件であり、青文字(Ⅱ)~(Ⅲ)の38.2%が候補に上がることから
1.36470付近を意識した動きが週明け以降出てくるかに注目です。
USDJPY(ドル円)
月足では拡大フラット、またはランニングフラットの可能性があると思われます。
そのため青文字(Ⅰ)or(a)、(Ⅱ)or(b)とありますが、(a)(b)の可能性は低そうです。
今は青文字(Ⅲ)の長い波動形成と思われ、さらに小さく見ていくために週足を見ます。
赤文字Ⅰ、Ⅱと形成し、上昇してくる初動を開始したと思われます。
この長さの1.618倍が赤文字Ⅲの候補であることから133.06が視野に入ります。
今の時点ではまだ重要性は低いために考えなくていいため、もう少し日足に絞って見ていきます。
日足ではさらに小さい動きで、黒文字((1))((2))を形成し終えたと思われることから1.618倍の119.633が
当面の上昇ターゲットになっていると考えられます。
黒文字((1))((2))の61.8%で上昇が抑えられていることも意識されているようです。
肝心の青文字(3)のポイントは1.618倍の110.869。もし今週までの動きが副次波1~3であるならば一度下押しがあると思われます。
今は4時間足以下で見るとダブルトップ予備軍であり、108.338のネックラインを抜けてダブルトップ完成と思わせておいて
上昇していくような動きで110.869を意識した上昇をしてくるかもしれません。
EURUSD(ユーロドル)
左の起点と((c))の安値同士を結ぶと図中央安値((b))と右安値((b))が意識されています。
右安値((b))を下抜けない限りは上昇傾向が続くのではないかと考えられます。
そうであると目先のポイントは((c))~((c))の半値50%戻り1.31950が候補に上がります。
アリゲーターはしっかりと口を開けて上昇トレンドを示唆していることから、上昇が続きやすい状況となっています。
週足では((c))の上昇の動きを作るための青文字(Ⅰ)を形成し終え、戻りの青文字(a)(b)(c)と続いている途中です。
青文字(a)の1.618倍が(c)のターゲット候補となるならば1.16000付近まで下落する可能性があります。
アリゲーターの口の中にあるため週足でトレードするような人たちは一休みするポイントです。
青文字(b)以降は赤文字Ⅰ、Ⅱと形成し、Ⅰの安値を下抜けたことでⅢが開始されたと思われます。
赤文字Ⅲのターゲット候補はⅠの1.618倍の1.17068付近が上がります。
アリゲーターも口をしっかりと開けていることからダウントレンド入りを示唆しています。
なお赤文字Ⅰの2倍のポイントと青文字(a)の1.618倍のポイントが近似値であることから
強く意識されそうなポイントになりやすいかもしれません。
ドルインデックス
緩やかに下に向かっているトレンドであり、((d))103.82を超えられなかったことから下落をしやすい状況に変化してきています。
ダブルトップ予備軍となっており、88.253の安値を抜けることでダブルトップが完成するため
この安値を抜けるまではまだ上昇してくる機会は出てくると思われます。
チャートが1986年以前のデータがないので正確なカウントではなく、別の候補として3波の拡大型フラットパターンも考えられます。
その場合には以下のチャートのカウントが可能性として考えられます。
現在反発してきていることから考えると、赤枠で囲ったカウントの拡大型フラットパターンの方が正しいのかもしれません。
83.98を明確に割って下落してくるようだと赤枠のカウントの可能性が低くなりますが、それまではこのパターンも考えておきます。
金利比較(英国債10年利回り-米国債10年利回り-独国債10年利回り-日本国債10年利回り)
米国債10年利回りの上昇は2.295を目安か
赤文字の5波動を完成させたと思われます。同時に青文字(Ⅲ)を完成させた可能性が出てきました。
青文字(Ⅱ)が確定したならば、次は(Ⅳ)の候補探しに入ります。
最初の候補は青文字(Ⅱ)(Ⅲ)の38.2%戻りの2.295付近です。
また、青文字(Ⅱ)が単純な動きだったため(Ⅳ)はフラットかペナントが予想されます。
アリゲーターは口の中で推移しているので、月足でトレードしている人は一休みのポイントに入っています。
英国債10年利回り上昇も1.1055重要ポイント
長期的なダウントレンドで推移しています。その流れは((Ⅴ))に入ってきたことでダウントレンドを加速させています。
青文字の副次波(Ⅲ)を形成中と思われ、赤文字の副次波Ⅲを意識した流れとなっていることから
1.055を抜けない限りは下落がさらに続くと思われます。
そのポイントはマイナス圏であり、マイナス金利導入を政府は現時点では否定していますが、
1.055を超えられなければマイナス金利に入る可能性が残されています。
赤文字Ⅲ、青文字(Ⅲ)の長く動きやすい波動形成のタイミングが重なっていることから
マイナス金利になるのは時間の問題だろうと思われます。
そのタイミングでGBPUSDはフラットパターンの天井をつけ、下落していくシナリオと個人的に見ています。
英国債と米国債の金利差とGBPUSDを日足で比較しました。
2021年、今年の1月15日以降は相関性が見られることから、米金利が上昇すればGBPUSDは下落を強める可能性があります。
ドイツ国債10年利回りの目先は14.6%戻しの0.567か
欧州債の代表であるドイツ国債10年利回りの金利の月足です。
長期的な下落の黒文字((Ⅲ))をつけたと思われ、反発基調にあります。
黒文字((Ⅳ))の候補探しの上昇を続ける可能性があり、((Ⅱ))が単純な動きであることからフラットやペナントになりやすい傾向があります。
まずは((Ⅱ))〜((Ⅲ))の0.146%戻りの0567を意識した動きになるかに注目です。
ドイツ国債と米国債の10年利回りの金利差とEURUSDの動きを比較します。
すると今年に入ってから米金利が上昇して金利差が開くとEURUSDは下落し、相関性が見られます。
ドイツ国債が今後上昇基調にあり、米金利差が縮まるようであればEURUSDは相関性がこのまま続けば
上昇してくる可能性が出てきそうです。
日本国債は徐々に上昇中
日本国債10年利回りは静かに徐々に上昇しているため、日銀が金利について話す機会が今後増えてきそうです。
((a))?((Ⅰ))?、((b))?((Ⅱ))?のどちらとも取れそうですが、どちらにしても1.236倍の0.281を意識した上昇が
今後出てくることも考えたいところです。
アリゲーターも徐々に口を開けてきていることから上昇トレンド、または上昇が強まる可能性を示唆していることも注目です。
米国債と日本国債10年利回りの金利差とドル円、ドルインデックスを月足で比較します。
今年に入ってから金利差が大きくなるとドル円も上昇し、ドルインデックスも上昇している相関性が見られます。
今後も金利差が開くならばドル円は上昇を続けてきそうです。
まとめ
今回は月足をメインにGBPUSD、USDJPY、EURUSD、各国国債、ドルインデックスを見てきました。
米国金利の上昇が話題になり続けている中で、次の動くポイントは欧州、イギリスの金利が徐々に話題になってくると考えています。
日本の金利も徐々に上がっていることから、たとえ米国金利が下げても日銀が金利を抑えるような発言をした場合、
ドル円は引き続き上昇を続けてくるだろうと思います。
欧州、イギリスの金利が上昇傾向であり、米国金利が一時的な上昇のポイントをつけたことから低下してくるようであれば
欧州通貨は上昇を強めることになりそうです。それは今すぐではなく、数ヶ月先であると思いますが、
そのタイミングを見計らったかのようにEURUSDやGBPUSDはテクニカル的な下落のポイントから反発してくるでしょう。
あとはコロナ禍からの経済低調からの回復が徐々に出てきていることも動きを加速させてきそうです。
今後の経済指標の数値によって過敏に反応することが多くなりそうなので、その辺は注意したいところです。
最後に。記事中にあるアリゲーターを使うビルウィリアムズの手法は、
過去に記事にしたので使い方を知りたい方は以下のリンクを参考にしてください。
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