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ビットコインはポンドの11倍のボラティリティ(変動)|エルサルバドルの法定通貨化は課題だらけ|本当の目的は違うところか

投資雑記

今月の8日、エルサルバドル🇸🇻が暗号資産のビットコインを法定通貨にする法律を
世界で初めて成立させました。現在の法定通貨はアメリカドルで、以前は自国通貨(コロン)でしたが
通貨をより安定させるために2000年12月に廃止した経緯があります。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は来月40歳になる若い大統領です。
左派の大統領が続いていた歴史がありますが、この方は中道右派で1986年以来の国内2大政党以外から
選出された大統領です。
こういった若い大統領だからこそ提案できるのだと思いますが、国の規模によるので一概ではありません。

ビットコイン法の概要

ビットコインを法定通貨として成立させましたが、今のアメリカドルも使用可能です。
ビットコイン法の概要が日経にありました。

  • ビットコインによる納税が可能
  • ビットコインの値上がり益は非課税
  • ビットコイン建て取引も会計上はドル建て記録可
  • 国は取引直後にドルに自動変換できる仕組みを提供する
  • 国はドル自動変換能力を維持するための信託基金を作る
  • 必要なシステムのない人・企業は受け取り義務の適用除外
  • ビットコイン法は矛盾する既存法を超越して有効とする

上3つは普通に理解できますが、4つ目、5つ目の項目は重要です。

ビットコインはボラティリティがとても高いため上下に触れやすいものです。
そのため変換したときに得をすることがあれば、大きな損失が出る場合もあります。
それを最小限に抑えるための信託基金でしょうが、相当積み上げないといけません。

取引直後にドルに自動変換できる仕組みを作るとありますが、
IMFへの技術支援が断られているので、実現するのは遅くなるか頓挫する可能性があります。

そして、取引直後にドルに自動変換できるということは、損をしないようにタイミングを
見計らって変換することも可能ということです。
実需、個人、投機家/投資家が一斉にレートが良い時に変換すれば、大きな下落に繋がり
ビットコインを保有したままの人は変換したときよりも価値が減少します。

果たしてそれが許されるのか。国民は許すのか。

許さないという一択しかないと思います。

ボラティリティでビットコインを考える

普通の通貨でさえ乱高下で価値の増加減少が起きていますが、それでも通常日々1%前後くらい。
よほどのことが起きなければ年間を通して10%前後です。

しかしビットコインはどうでしょうか。

BITUSD変動率2021

2021年の昨日までのBITUSD変動率です。(過去を遡ればもっと変動率が高くなります)

今年に限れば10%前後の変動率がある日が月に1~4回あります。
時に20%や10%を越える日も多々あります。

平均変動率を計算すると3.66%ですが、3.66%と言われても実感が湧かないと思います。
そのためFXで有名なボラティリティ(変動)が高い通貨で考えていくことにします。

GBPの変動率

FXで変動率が高い有名な通貨といえば、GBP(ポンド)です。
そこで今年に限定して23日までの動きで比較します。
(BITUSDの計測日数が異なりますが大きな影響はなし)

 

GBPUSD変動率2021

GBPJPY変動率2021

GBPUSD、GBPJPYの今年の平均変動率は、GBPUSDが0.31%、GBPJPYが0.32%です。

GBPUSD、GBPJPYは1%動く日が月に0~2回ありますが、両方とも1%を越えると収まる傾向があります。
0.5%前後動く日が両方とも多いです。

ビットコインはGBPの10~11倍のボラティリティ

暴れ馬、じゃじゃ馬のGBP(ポンド)の10~11倍の値動きがあるのがビットコインです。

 

BITJPY変動率2021

BITJPYも平均3.65%の値動き(参考まで)

 

GBPは供給量が他の主要通貨と比べて少ないのでボラティリティが高くなる傾向がありますが、
ビットコインはどうなのでしょうか?

ビットコインの発行上限数は2100万枚と決まっているため、希少性から価値が上がるため
価格が上昇し続けることは理解できると思います。

しかし常に上昇し続けることはないので、上昇した分下がることもあります。
発行上限があるため供給も限られるという観点からボラティリティが高くなります。

それが大きな変動につながるわけです。

エルサルバドルは信託基金を本当に作れるのか

GBPの10倍もボラティリティが高いビットコインの信託基金を
エルサルバドルが本当に作れるのかは疑問です。どれだけの金額が必要かもわかりません。

エルサルバドルが財政危機のためにIMFに10億ドルの新規融資を交渉していますが
案外これが本当の目的なのではないかとも思えます。

融資を引き出すために、あえてIMFが危機感を抱いている暗号資産を法定通貨にし
交渉材料に使っているのも手札の1つだと思います。
(その財源のほとんどは日本とアメリカ、欧州が出しているのですが・・・)

エルサルバドルや治安が不安定な国は既存の金融システムに当てはめられないことも多く
そういった面で今回のことがうまくいってもいかなくてもエルサルバドルはメリットしかありません。

他の国が追随する可能性もありますが、法定通貨⇆暗号資産にかかる手数料がネックですし
エルサルバドル内でのスマホアプリによるウォレット準備などを普及できるのか。

エルサルバドルの今後の動きに注目です。

追記:パラグアイも法定通貨にする法案を提出する予定とのこと。
中南米をはじめ南米にも流れが強まっているようです。

運営者&執筆者

年齢:30代|相場歴:16年|手法:エリオット波動、ローソク足、チャネル&トレンドライン|トレード通貨ペア:GBPUSD

ローソク足とエリオット波動の組み合わせを元にし、フィボナッチやチャートパターンを使ったテクニカル分析やトレード方法などを発信。GBPUSDのエリオット波動を平日毎日4回リアルタイムで定期更新。

現在、テクニカルアナリストの資格&Python勉強中

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