【3分で分かる】シリーズはFX歴19年の私が経験とテクニカル分析技術を織り交ぜた
エリオット波動とチャネルラインを使ってオリジナルトレード理論で
トレーダー目線を第一に考えて今日一日の動きを考えています。
基本的な考え方や分析はブログ記事やタイアップ特典のレポートに書いてあることがベースです。
現在の相場で迷ったときは参考にされてください。
昨日の経済指標と要人発言
指標名 | 結果 | 予想 |
---|---|---|
消費者物価指数(前年比)(2月) | 8.5 | 8.2% |
失業率(1月) | 6.7% | 6.6% |

CPIは予想よりも強い結果となりました。前回と同じ数値になったことでインフレ低下に
黄色信号が点灯した可能性を考えるかは個人差がありますので、来月の結果に注目です。
コアCPIはさらに上昇していることから考えると、インフレは高止まりしている可能性を
考えることになります。ラガルドECB総裁はインフレは高すぎるという認識でおり、
0.5%の利上げを選択肢としてあると発言していることから、これがユーロ買い要因となるか
注視していくポイントです。
ラガルドECB総裁
「0.50%利上げ、依然として選択肢」
「インフレ、依然として高すぎる」
欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(2月2日分)
「景気は想定されていたものよりも底堅いことが判明」
「基調的な状況は昨年12月からあまり変わっていない」
「エネルギーショックは想定以上に早く消える可能性」
シュナーベルECB専務理事
「最終的にどの程度債券保有を減らすかは、中銀の準備預金によるだろう」
今日の重要指標
時間 | 指標名 | 予想 |
---|---|---|
18:00 | マーケット総合(PMI)(2月) | 52.3 |
17:30 | 欧州中銀(ECB)ルイス・デギンド副総裁発言 |
EURUSD(ユーロドル)

2月2日から続いた下落は一旦底をつけた形になっています。
この底をエリオット波動の修正波黒丸Aとします。次は今回の下落分を戻す上昇が起こると考えられ
200EMA近辺を目指して、超えてくることが予測されます。
まず、1.07000-1.071000付近が意識されているレジスタンスゾーンと考えられます。
さらに長期的な上昇トレンドを示す上昇チャネルラインの角度を3月1日の高値に合わせると
2月17日の終値付近と重なるため、意識されやすい斜めのレジスタンスラインと思われます。
この2つのレジスタンスが重なる付近は値動きの攻防が起こると予測されます。
朝更新したドルの記事で米金利が下落するならばドル売り要因となり
昨日のラガルドECB総裁のインフレ高い発言で金利がさらに上がることを織り込んでいるならば
EUR買い要因となるため、上昇しやすい環境と言えます。
もしこれらの予測に反して1.05650の一時的なサポートラインを抜けてくると
1.05329の安値を目指してくることが予測されます。さらに下落するならば1.04900付近が
次のターゲットになります。
EURJPY(ユーロ円)

2023年1月3日に底をつけてから上昇トレンド(エリオット波動推進波の赤文字)になっています。
その後は2月10日に強い上昇が起きるまで値幅が収縮する動きを見せました。
今は上昇トレンド(赤文字)の赤Ⅲの上昇推進波の副次波(黒丸数字)の③を作る動きを
見せていると考えています。金利引き上げ予測によるユーロ買い要因がありますが
ドル円の下落によってユーロ円の上昇が抑えられることが考えられます。
もし上昇しても今の時点で上昇幅はEURUSDの比ではないと考えられ
145.60を超えられるかどうかといった具合です。
ドル円の影響で先に下落が強まり144.69を抜けてくると144.20-40を目指すことが予測されます。
この動きになると上図の黒③の位置が下になり、すでに黒③はつけたと考えられ
黒②と黒③の値幅以下で黒⑤が予測され、その水準は147.40付近と予測されます。
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