今週から不定期で更新するテクニカル記事のスタイルを変更し、
毎週日曜日に週刊記事としてEURUSD(ユーロドル)のテクニカル分析を更新していくことにしました。
時間枠も月足、週足から日足、4時間足、2時間足or1時間足までをベースにした内容としていくため
スイング派、デイトレ派、両方に対応できるようにします。
それでは早速、今週の週刊記事を見ていきましょう!
<ファンダメンタル>ラガルド総裁会見
セントラル短資で毎週更新している松崎美子さんの先週の記事は
木曜日に発表のあったECB政策金利発表の後に行われたラガルド総裁の発言内容です。
詳しいことは以下リンクからお読みください。
ユーロ急騰の場面があったのは某通信社がECB理事会の理事の発言であって
ラガルド総裁がユーロ高に関する発言はしていませんでした。
結局はそれが引き金となって、テクニカル的にも節目を作ってしまい
2段階目の上昇につながりましたが、結局はエリオット波動の修正3波構成と
現時点ではなっています。
もう少し詳しくテクニカル分析をする前に、毎週金曜日に更新されるCoTチャートを見ていきます。
CoTチャート
ほとんど変化が見られませんが、ロングもショートも微減しています。
ロングが減ってきてはいるもののショートも減っているため、利食いの影響が出ている
そんな印象を持つ方がいいかもしれません。
そのためまだレンジを意識しておくようなイメージを持ちたいところです。
これがショートが急激に増えてくるようだと下落の流れが生まれ始めてくる可能性も
ありますが、テクニカル的にもファンダメンタルでのユーロ高牽制発言もない状況から
考えると一時的な下落は繰り返しても買い支えられる場面が出てきそうです。
週足
週足では右上がりの上昇ライン2本の中間あたりに位置しています。
上昇気配が強いのはわかりますが、中途半端な位置で推移しているため
日足以下で考えることが無難です。
日足
週足の上下斜めラインと同じ角度のものを直近のもみ合い部分に移動させたものが
このチャートです。右上がりのラインを青背景、右下がりのラインを赤背景で
上昇と下落をわかりやすくしました。
そうすると、ちょうど先週金曜日の高値が右下がりの赤背景のラインの中間で
上昇を押さえ込まれていることから下落する可能性が出てきました。
この赤背景のライン角度と値幅でN波動を作ってくるかを考えていくことになり、
その後も下落が続くのであれば、一目均衡表の雲下限を意識したE波動の動きが
出てくるかもしれません。
2時間足
日足でエリオット波動3波を終え、4波形成中です。
2時間足で見ていくと、赤円数字でカウントした上昇推進波5波を形成し、
修正波3波を形成中です。
💹 EURUSD 1H.
— Pelican FX 〜一目均衡表×エリオット波動の真実〜 (@FxPelican) September 11, 2020
下落推進波5波形成と修正波3波となり
61.8%戻しからの下落なので、ここからジグザグ修正5-3-5の5波動の下落となるか注目。
第1ターゲットは赤枠の変動幅と同じ1.16556付近となるか。#EURUSD #ユーロドル #IG証券 #IGチャート #一目均衡表#エリオット波動 pic.twitter.com/YdRY2oDpKN
先週11日にこのようなツイートをしたように下落推進波5波形成からの
FIB61.8%戻しを完成させたため、ジグザグ修正の下落5波の起点が週明けに出てくるかが
月曜日、火曜日の焦点になってきそうです。
余談
今の時点では完全に予想の範囲を出ませんが、日足での2波〜3波を形成するまでに
かかった期間の61.8~66%が11月19日からの数日間に該当します。
雲の中に潜った場合にはしばらく雲の中で推移しやすくなるかもしれません。
一時的に雲を下抜ける場面があってもエリオット波動のカウントの関係から
終値で抜けることはないかもしれません。
明日からの1週間はまずN波動を完成させるかを見ていくことになり、
それ以上の下落となるかは戻り方の反応次第となるため、状況に応じて判断していきましょう。
また、N波動にならない可能性もあるため上昇していく動きのパターンも考えておきましょう。
コメント