USDJPY(ドル円)
月足
月足レベルでは長期的に円高傾向にありますが、現在はその円高傾向から
抜け出せるかどうかの重要な分岐ポイントにあると思われます。
現在はエリオット波動1波が確定し、2波目がどこまで下落するかが焦点となっており
理想的な3波推進型のエリオット波動の目安であるFIB50~61.8%(94.778~100.712)が
下落時の重要なゾーンとして意識されていそうです。
ただし、それ以上の下落の可能性も十分あることに注意が必要です。
(窓開けが83.50~605に存在しているため)
週足
エリオット波動の下落推進波の3波動目を形成中(黒数字)か
上昇推進波の2波目を形成中(赤数字)の両方の捉え方ができます。
2006年12月につけた高値118.659以降は高値と安値を切り下げていく
下落の動きを作っているため、現時点では2020年2月16日週につけた高値(112.227)を
超えてくるまでは下落傾向であると言えそうです。
日足
日足でも下落推進波の3波動目を形成中(黒数字)か
上昇推進波の2波目を形成中(赤数字)の両方の捉え方ができます。
特に現時点では、ローマ数字小文字(紫)の動きである1回り下の時間軸で起きている
下落の推進波が影響していると思われる下落が続いています。
一番延長しやすい3波(iii)はまだ確定していないため、さらに下落が続く可能性が
残されているため、FE161.8%(100.584)をターゲットにした下落もありえそうです。
しかし、先週つけた安値(104.186)はFE100%付近であるため、
この後も上昇を続けて107.00~10付近に到達した場合は
下落が収まる可能性も出てきそうです。
その後に下落した場合ですが、5波目はフェイラーとなる可能性があり、
2020年8月6日につけた安値(105.30)付近で下落が止まれば
上昇が強まってくる機会が出てくるかもしれません。
GBPUSD(ポンドドル)
月足
下落の推進波の3波動目を形成中です。
一目均衡表の雲の下で推移しているため、まだ3波は継続中のため
ダウンチャネルの上限まで上昇した後に下落が加速していく動きが出てくるのかを
考えていく必要がありそうです。
また、雲がすぐ上にあることからダウンチャネル上限まで上昇せずに反転し、
下落してくる動きが出てくることも想定しておくほうが無難です。
週足
週足を見ていくと、月足の3波目形成中の動きの中では
同じく3波動目を作っている動きとなっていることがわかります。
1波目が長い状態のため、3波動目はFE100%付近(0.86727~0.94556)を
目指したのち、5波動目を作る動きになるかを見ていくことになるかもしれません。
その上で現在注目しておきたいポイントは、直近の2019年12月8日週の
高値(1.35133)付近までで上昇が止まり、ダブルトップを作ってくるかです。
日足
日足は上昇傾向にあり、3波動目を形成中です。(紫数字)
さらに小さい波を見ていくと、現在3波動目を形成中であり(黒数字)
基準線を下回るまでは確定されないため、上昇してくる可能性を含みながら
基準線を下回って3波動目を完成させ、4波動目の動きと確定、
5波動目の動きを見ていくことになりそうです。
5波動目は紫数字2波と黒数字2波を結んだラインがベースのラインとなり、
そのラインを以前急落前につけた安値に並行移動させた斜めのレジスタンスラインが
現時点でわかりやすい候補の1つになっています。
AUDUSD(豪ドル米ドル)
月足
エリオット波動修正波3波(この場合は上昇3波)が終わった後の下落となり
まだ下落推進波1波が継続中です。雲を超えてくるまでは戻り売りが入りやすい
状態となっています。
今年3月につけた安値(0.55601)からの強い上昇は基準線を超えているため
一旦の下落は終了したと思われます。ここから下落していく動きが出たときに
転換線、もしくは基準線を終値で抜けないかどうかが焦点になっていきそうです。
しかしまだ上昇が続いている最中の可能性もあるため、
下位足を見ながら上昇の上限を見極めていくことになります。
週足
週足は下落推進波1波が延長型となったため、3波と5波は1波の長さ以下となるため
そのことに注意していくようにしていきます。
その点を踏まえ、現在は雲を上抜けたため3波が確定し、
4波目がどこまで上昇してくるかを考えるタイミングです。
候補としては、下落推進波を作った起点と2波目を結んだラインを引いたときに
上に飛び出した2013年4月7日週の高値(1.05817)に並行移動させた黄緑点線が
最初の候補になります。
次の候補は1波と3波を結んだラインを2波目に当てた青ラインとなります。
すると候補1と2が近いことがわかり、この付近は強く意識されやすい可能性が
高まっていると思われます。この付近で4波が終わり、5波目を作るような
雲を下抜けるような強い下落となるかが8月以降の焦点になりそうです。
5波目のターゲットは1波延長型のため、2波目にFIB61.8%を当てて
ターゲットを割り出すと0.33730となります。
日足
日足ではエリオット波動のカウントは取れませんが、それ以下の時間枠である
4時間足をベースにした際のエリオット波動のカウントは上図のようになります。
上昇推進波5波形成中であり、基準線を下回ると5波目が確定し
下落修正波3波を形成中に雲を下に抜けることで1サイクルを完成するかが
今後の焦点になってきそうです。
しかし、雲が少し厚めのため、急落するというより(急落することもありますが)
最初の下落は雲に接近するような動きとなり、その後上昇して高値更新をしないか
ブレイクアウトのフェイラー (ダマシ)となって下落していく動きが
出ることもシナリオとして十分考えられます。
そのため今秋以降の動きで雲を抜けることを前提にした方が良さそうです。
JP225(日経225)CFD
週足
エリオット波動の1サイクルを完成させた後の強い上昇から
揉み合ってきているのが今の状況です。
現在は1波を形成中で、ローソク足実体レベルで雲の中で推移しています。
週明け、来週で雲を抜けることはほぼ確実のため、上昇してから2波を作る動きが
出てくるのか、急落して2波を一気に作り、細い雲をすぐに抜ける形で3波目を
作る動きになるのかが数週間の内に考えられることです。
日足
2波を作る時に雲を超えてから作っていないため、強い上昇が続かずに
1サイクルが完成しそうな雰囲気です。
現在は3波目を形成中であるとも捉えられますし、
横への動きとなっているため4波目を作りにきている捉え方もできます。
雲を抜けるまでは1サイクルは完成しないため、雲を抜けるまでは上目線は
継続と考える方が適当です。
この考え方でいくと5波目は1波目とほぼ同じ値幅で推移するならば
25,853円付近がターゲット候補になります。
また、4波目をFIB38.2%に当てて5波目を計測すると25,300円となるため
ここを最初のターゲットに上昇してくるかが焦点になりそうです。
1時間足
1時間足では雲を8月6日に抜けて1サイクルが終わりました。
そのすぐ後に週の引けで雲を上抜けたことでエリオット波動の2波目が完成しました。
週明けからはこの上昇が22,525円付近まで上昇してくるかが焦点となりそうですが
このまま上昇が続く可能性も低いため、22,525円付近まで上昇後、戻してからの上昇でも
1波の山(トップ)である22,648円を超えられるかどうかは未知数です。
もし超えてきてもブレイクのフェイラー (ダマシ)となることも考えられるため
下位足でもう1サイクル作ってから上昇してくることを想定しておきたいところです。
US30(NYダウ)CFD
週足
上昇5波が終わり、急落が起きた後に、ほぼ全てを戻すような上昇となっています。
この上昇はさらに続く可能性もあり、29,318.4にある窓を埋めるような上昇と
なる場合もあるため、この辺りの見極めが今後必要になってきます。
現段階では下落推進波1波目を確定しているため、2波目が最高値(30421.1)を
超えない限りは下落推進波と考えて良さそうです。
日足
急落後の上昇からエリオット波動をカウントすると、1波の延長型となっており
現在は5波目を形成中です。5波目のターゲットはFIB61.8%を2波に当てて
割り出すと30246.0となり、NYダウの過去最高値付近となります。
ここまで上昇するまでどのくらいの期間が必要になるかわかりませんが
この付近まで上昇してきたら、その後の動きを注意深く見ていく必要が出てきます。
また、この上昇の前には窓を開けた箇所(29255.4)があるため
直近の焦点はここに当たっていることを頭の片隅に置いておきたいところです。
1時間足
1時間足ではダブルボトムを作って1波と2波を完成し、現在は3波目を形成中です。
この3波目は延長が長引いているため、
最初の1波の261.8倍のFE261.8%(27510.6)が視野に入っています。
ここを超えてくるような動きになるとFE300%(27728.5)となっていきます。
雲が長期的な上昇を支える要因になっているので、終値で抜けてくるまでは
上目線を心がけたいところです。
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